晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

8月に読んだ本

最近は読んだ本について読書メーターに記録を残しています。 8月に読んだ本はこんな感じ。 - 8月の読書メーター読んだ本の数:5冊読んだページ数:1036ページナイス数:21ナイスストーリー・セラーうちも子どもがいない夫婦で、仲がいいよねーと言われるけれ…

ほんのまくらフェアをちょっとだけ覗いてみた。

Twitterでも話題になった、紀伊國屋書店新宿本店の「ほんのまくらフェア」。紀伊國屋書店で「本の闇鍋」フェア−人気ブロガーの紹介で話題に http://shinjuku.keizai.biz/headline/1505/私のTLでも話題になり、友人が新宿に出るので、とTwitterで話題になった…

送り手と受け手

こういうことを言うと嫌われそうなんだけど、「感動をありがとう」という言葉が嫌いだ。 アテネかシドニーの頃からだと思うんだけど、オリンピックでいい試合があると「感動をありがとう」とか言うようになった。いや、感動することは否定しない。私だって感…

「中国嫁日記」

中国嫁日記 一作者: 井上純一出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2011/08/12メディア: コミック購入: 79人 クリック: 3,285回この商品を含むブログ (155件) を見る20代のある時期、6年弱ぐらい、外国人に日本語を教える仕事をしていた。当時は「偽装…

万城目学「鴨川ホルモー」

読まなきゃなあ、と思いつつもなんとなく買わずにここまできたら、映画化のせいか文庫になったので購入。鴨川ホルモー (角川文庫)作者: 万城目学出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2009/02/25メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 221回こ…

「文学少女と死にたがりの道化」

ファミ通文庫なんて初めて買ったよ(笑)“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)作者: 野村美月,竹岡美穂出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/04/28メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 312回この商品を含むブログ (602件) を見る「この文…

ここではないどこかへ。

旅が好きか、と聞かれれば、好きだと答えるが、自分はけっして旅人とか旅マニアではないと思う。旅に関する本は好きだが、では「深夜特急」のような旅がしたいかと聞かれたら、その答えは「ノー」だ。私には、日常生活として旅を続けるスキルはない。お金で…

「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/11/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 2,165回この商品を含むブログ (981件) を見る万城目学と並ぶ京都学派(?)の森見登美彦の小説。ブックオフで買ったら、ちょうど文庫…

「レスリー・チャンの香港」

まだ読了していないのですが、この本のことを。レスリー・チャンの香港作者: 松岡環出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (7件) を見るレスリーが亡くなって、今年で5年。熱烈なファンと…

「旅名人ブックス102 台湾のホテル」

先日、久しぶりにブックファーストでのんびりと本棚を眺める時間があった。この本を買いたい、という明確なほしいものがなくて本屋さんに行くのは本当に久しぶりで、背表紙に呼ばれるままに旅行ガイドの棚を眺めていたら、この本が出ていたことを知った。先…

「チーム・バチスタの栄光」

行きと帰りの飛行機の中で読了しました。今年1冊目(というか、上・下巻なんですけど)は、これ。チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)作者: 海堂尊出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/11/10メディア: 文庫購入: 9人 ク…

「いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓」

68歳のご夫婦の食卓日記。だんなさんが会社の健康診断でひっかかって、そのために減塩・ローカロリーの食生活をしなければならないんだけど、まずいものを食うのはいやだ、というので奥様がいろいろ工夫してうまいものを作るという日常のお話。 このご夫婦は…

山を歩くひと

あしたはアルプスを歩こう (講談社文庫)作者: 角田光代出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/14メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (35件) を見る日本アルプスのことかと思ったら、イタリアのアルプスの話でした。 特に登山家でもない筆者…

片桐はいり「グアテマラの弟」

[rakuten:book:12081827:detail] 装丁の絵がかわいい。今度、こういう編み込みのセーター柄を考えてみようかな。 久しぶりに読みやすい文体の人に出会った気がする。端的でわかりやすくて、でも真実を言い当てている文章。どんどん引き込まれるように読んで…

3月に読んだ本

今月は全く本を読んでいません。行き帰りの電車の中で本を開く気力なし、でした。反省する。 10年、10万キロストーリー。〈2〉別れられない理由はなんですか? (単行本) 以前にも読んだ「10年、10万キロストーリー」シリーズの2作目。「新しい車欲しくなっち…

今月読んだ本

女子と鉄道作者: 酒井順子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/11/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (90件) を見るウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー:…

メモ:1月に読んだ本

1月に読んだ本。他にもあった気がするが……思い出したら追記します。古本屋の女房作者: 田中栞出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/11/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (37件) を見る阿川佐和子の会えば道づれ―この人に会…

茂木大輔「はみだしオケマン挑戦記」(中公文庫)

「のだめカンタービレ」ファンの人にはおなじみの、N響の首席オーボエ奏者の方。 演奏家としてクラシックにがっぷり四つに組んでの仕事ぶりが熱い人です。そしてオーボエ奏者にとってリードは本当に重要な問題なんであることがよくわかる本。随所にリードの…

恩田陸「夜のピクニック」

もうすぐ映画の公開が近い、ということでようやく文庫化されました。文庫になるまで待っていたのだ。 夜のピクニック (新潮文庫)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 150回この商品を含むブログ (651…

「フレンチ上海」

フレンチ上海 (コロナ・ブックス)作者: にむらじゅんこ,菊地和男出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/07/25メディア: 大型本購入: 1人 この商品を含むブログ (13件) を見る旦那さんが買ってきてくれた本。 著者の「にむらじゅんこ」さんは、本来フランス語…

「団塊ひとりぼっち」

香港好きでこの人の「香港 旅の雑学ノート (新潮文庫)」を読んだことのない人はいないと思う、山口文憲の新刊。団塊ひとりぼっち (文春新書)作者: 山口文憲出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/03メディア: 新書購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブ…

車は道具だ

「10年、10万キロストーリー。1台のクルマに長く乗り続けた人たち (NAVI BOOKS)」 スーパーオートバックス東雲2Fの書籍コーナーで購入。 ちょっと前に眼科の待合室で車の雑誌「NAVI」をめくっていたら、このコーナーがあったのだ。 1台の車を、大事に大事…

「普通の生活」

みんぱく(国立民族学博物館)は、心躍る博物館だがいかんせん遠い。だって大阪なんですもの。そうそう気軽には行けません。 「2002年ソウルスタイル」という展覧会が行われていたときにも行けなかった。(しかしなぜかソウルの韓国国立民俗博物館で交換プロ…

「冬子の兵法 愛子の忍法」

上坂冬子と佐藤愛子。ちなみにどちらも今まで読んだことなし。何年か前に話題になったこの本を今なぜ読む気になったのか? たぶん、自分自身のエネルギーが減ったからだと思われる。もうすっかりおとなしくなってしまったから、カツを入れたいのかもしれない…

宇宙で仕事をする時代ー「スィート・スィート・ホーム」

野口聡一さんの本を読むのはこれで3冊目。「宇宙日記」、一昨日の「オンリーワン ずっと宇宙に行きたかった」、そしてこの「スィート・スィート・ホーム」。 彼とは年齢がほぼ同じ。同世代の人間で職業が宇宙飛行士、という人がいることに感慨を覚える。 宇…

ずっと宇宙に行きたかった

オンリーワン ずっと宇宙に行きたかった作者: 野口聡一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/03/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (17件) を見る

野口聡一「宇宙日記」

昨年、念願かなってスペースシャトル・ディスカバリー号で宇宙へ行った野口さんの本。 野口さんというと「夢がかなった人」というイメージだけども、興味深かったのはコロンビア号の爆発事件があったためにシャトル計画が中止になり、なんども打ち上げが延期…

「ファーマーズテーブルの本」

まだ読み中なのですが。 東京に出てきた頃、日曜日の楽しみは町歩きだった。 貧乏だったし、お金を使う遊びはできないけど、表参道あたりまで電車で行って、ぷらぷらとお店を見て回るのが好きだった。 その頃表参道で必ず訪れた3点セットは、「シネシティ香…

カン・ソジェ「私は男より預金通帳が好き」

帯の文章がすごいんで購入。「3年で1千万円達成!!27歳、貯金ゼロの私が挑んだ、ノンストップ貯蓄ライフ!!」。 まあ内容はシングル女性がどうやって3年で1千万円貯めたかって話なんだけど、節約方法とかじゃなくて、その間の心理的ないろいろを書いている…

WEB本の雑誌「作家の読書道」

人はどんな本を読んでるんでしょう?というのは結構興味のある話なのだけども、これは作家の皆さんの読書についてのインタビュー本。 作家だからみんなすっごい本を読んでいるかというと、そうでもない人もいる、ということがわかってちょっとうれしい。 そ…