晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「鎌塚氏、すくい上げる」

本多劇場にてM&O PLAYS「鎌塚氏、すくい上げる」。初日。

「完璧なる執事」鎌塚アカシの物語の続編。続編というか、今回は鎌塚氏の話というより、花房家令嬢花房センリの話、という感じだったなあ。
前回の「鎌塚氏、放り投げる」では、完璧なる執事、ベスト・オブ・バトラーとして名を馳せる鎌塚氏の屈折した過去についてのお話が面白かった。今回は、鎌塚氏の話よりも、貴族の娘以外の何者でもない満島ひかりと、出てくるだけで場をさらってしまう六角精児がよかったかなー。

でも、鎌塚氏の燕尾服姿は相変わらず素敵だったし、上見ケシキさんともどうも切れずにお付き合いは続いているっぽいし、きっとまた二年後ぐらいにシリーズ次回作が出てくるに違いない!と思いたい!
このシリーズは、私の三宅弘城の評価というか印象というか好き嫌いを180度ひっくり返させたものなので、私も大事に追っかけたいと思っています(三宅弘城に対する評価はその後、「鋼鉄番長」での橋本じゅんの代役に立ったことで、さらにうなぎ上りになったのであった。倒れる前のじゅんさんバージョンで観ていたので、あの芝居を5日間の稽古で上演再開にこぎつけたことがどんなにすごいことか、泣きそうになるくらいだったので。タイトルロールで、しかも新感線の中でもじゅんさん以外に出来る人いないだろ、って役だった)。

何の芝居を観るか?という時に、役者や劇団で選択することが多いけど、何人か、脚本家で選ぶ場合がある。三谷さんとか千葉雅子姉貴とか。倉持さんも、そう。でも、ホームグラウンドであるPPPP(ペンギンプルペイルパイルズ)はどうも観たことがないような気がする。
この人の芝居、好きだーと思ったのは、バンダラコンチャの「相思相愛」だったんじゃないかな。でも、その前にもG2の「開放弦」とか、AGAPE STOREの「仮装敵国」とかを観ていたようだ。あと、脚本じゃないけどダンダンブエノの「砂利」の演出は倉持さんだったらしい(坂東三津五郎が、いろんな意味ですごかった)。

そして今日もらったチラシに、衝撃の演劇ユニットの結成告知が入っていました。
村岡希美池谷のぶえ。ユニット名は「酒とつまみ」。この二人のTwitterを読んでいると「あー……、ね」とわかるけど、ちょっと笑った。旗揚げ公演は来年、倉持さんの作・演出だそうです。楽しみ。

※追記。今年の2月、PPPP本公演観てました!「ベルが鳴る前に」。