晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

マフラー編んでます

ただいま、マフラー制作中。あと毛糸1玉分編んだらできあがり。
これまでベストだのセーターだの、いろいろ編んできましたが、振り返ってみるとマフラーを編んだことは一度もなかった。なんでだろう。別に、編まないと決めていたわけでもないんだけど。
私は結構目をきつきつに編んでしまう方なので、力を入れずにふわっと編むように神経を使って編んでいるのだけど、そうするとやっぱり疲れますねえ。
でも、編み物は好きだ。頑張った分、確実に結果が出るから。集中して編んで、一休みする時に見直してみると「おー、ずいぶん編めた!」とか思う瞬間が好きです。普通の仕事って、結果がはっきりと目に見えてわかることが少ないので、よけいに感動するのかもしれないなー。


編み物は10年ぐらいやってなかったのに、去年の今頃ふと「…編もう!」と思い立ち、去年はなんだか狂ったように編みました。「仕事辞めてニット作家になるー!」とか口走っていたような気もする。編むだけじゃニット作家じゃないんだけどね。
うちは、こどもの頃母が機械編みをやっていて、こどもの頃のチョッキ(ベストなんて言わなかったよ)やセーターは母が編んでくれていました。ワンピースとかも作ってもらったような覚えがある。母がもう着なくなったセーターを丁寧にほどいて、ストーブの上に載せたタライでお湯をわかして、その上記で縮れた毛糸を伸ばして、その糸で私や妹のセーターを作ってくれたり。
冬の寒いときに、南向きの部屋に家族全員が集まって(暖房費節約)、そこで妹と私はジャッジャッという母の編み機の音を聞きながら、本を読んだり絵を描いたりしていたのでした。それは私にとっては、小さい頃の幸せな記憶なのです。


だから編み物が好きなのかもしれません。