晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

連休最後の日

秋分の日。昼間は穏やかな天気だったが、夜になってから、小雨。明日の朝は降ってないといいんだけど。睡眠時間7時間。
▼「ケンジ先生」MIXキャストで2本続けて。キャラメルとしては珍しい試み、役者さんたちも結構緊張するものらしい(カーテンコールでの林貴子嬢によれば)。でも、役を変えている訳じゃないので、乱痴気バージョンを毎回やる柿喰う客はやっぱりすごいのかな。

▼終演後、ジュンク堂に立ち寄って、その後「カッパドキア」でご飯。我が家的にはトルコ料理は珍しいチョイス。
▼帰宅後、「あまちゃん」を観る。本当に今週で終わるんだな。その後、中国語の勉強を2時間。まとめてやるんじゃなくて、30分でも毎日やる方がいいのはわかってるんだけど。語彙力の低下痛感中。
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キャラメルボックス「ケンジ先生」

▼睡眠時間7時間。溜まってしまっていたBlu-rayレコーダーの録画を、消したりディスクに落としたりと消化する一日。

▼夜は、キャラメルボックス「ケンジ先生」池袋サンシャイン劇場。偶然同じ回を観ていた友人と、マレーチャンで晩ごはん。
「ケンジ先生」は人生で唯一、観終わった後に号泣した作品なんだけど、あの頃はちょうど日本語教師を辞めてあまり時間も経ってなくて、現場に心残りがあったんだと思う。あれから10年以上経って、ずいぶん落ち着いて見られるようになった。でもやっぱり、教える現場にはまだ心ひかれる。
▼帰宅後、今日が最終回だった「半沢直樹」を録画で観る。あの終わり方は原作通りらしい。続編があるのかな。でも、堺雅人は次クールで「リーガルハイ2」もやるし、そんなに続けてやれるのだろうか?

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好久不見

前回の更新から一年以上経ってますね。お久しぶりです。
もうここを覗いている人もいないだろう。
ここ数年の自分に足りないのは自分を振り返ること。でも、長い文を書こうとするから全く続かない。じゃ、いっそ感情の部分を排して、行動記録だけを書けば、少しは続くのかもしれない。
▼8時すぎに目が覚めるが午前中はゴロゴロして過ごす。睡眠時間6時間。久しぶりによく寝た。今週の平日は毎日4時間くらいしか寝てなかった。
▼午後から中国語学校。今期はあまり出席できず、力が落ちていると感じる。特に語彙力の低下。フリートークになると全く話せず。捲土重来を期す。
▼会社に30分ほど顔を出して、渋谷。シアターコクーンにて、シスカンパニー「かもめ」。第二幕で若干寝落ち。でも、大竹しのぶはやっぱりすごい。そして蒼井優は新感線の時よりよかった。終演後は魚蔵居。二人でビール1本、いも焼酎グラスに1杯半ずつ。
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8月に読んだ本

最近は読んだ本について読書メーターに記録を残しています。
8月に読んだ本はこんな感じ。

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8月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1036ページ
ナイス数:21ナイス

ストーリー・セラーストーリー・セラー
うちも子どもがいない夫婦で、仲がいいよねーと言われるけれど、子どもがいない夫婦で仲が悪かったら、一緒に暮らしてなんぞいられない。時々共依存なんじゃないかと思う時がある。子どもがいない分、お互いの人生にものすごく干渉してしまうというか。先に死なれたらつらい。でも先に死ぬのもつらい。「訳が分からない間に二人同時に事切れるような何かが起こればいい」って、同じことを考えたことがある身としては、とても痛かった。そういう場面がたくさんあって、本当に痛かった。
読了日:08月16日 著者:有川 浩

おひとり様物語(4) (ワイドKC)おひとり様物語(4) (ワイドKC)
読了日:08月12日 著者:谷川 史子

読むのが怖い!―帰ってきた書評漫才 激闘編読むのが怖い!―帰ってきた書評漫才 激闘編
自由奔放な北上次郎と、それをうまくあやつる大森望。思えば大森望はトヨザキ社長とのコンビも絶妙で、まさに猛獣使いのようだww あと書きも面白かったし、本当に頭がいい人なんだろな。
読了日:08月10日 著者:北上 次郎,大森 望

ブラザー・サン シスター・ムーン (河出文庫)ブラザー・サン シスター・ムーン (河出文庫)
恩田陸って同年代だったんだなあ。私は東京の学生じゃなかったからディテールは違うけど、あの時代の雰囲気がそこはかとなく、した。ほんと、大学時代ってモラトリアム以外の何物でもなかった。放し飼いにされてる4年間とでもいうか。
読了日:08月06日 著者:恩田 陸

キケンキケン
読了日:08月05日 著者:有川 浩

2012年8月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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「キケン」は、おかしかったな。あれを読んだあとは、学生時代のやんちゃについて、みんな語りたくなるみたい。ちなみに私は大神さん派。

明日から夏休みに行ってきます。

恒例の夏の旅行、今年は台湾経由でシンガポールに行ってきます。

ことの起こりは、今年開催されたシンガポール映画祭。久しぶりにロイストン・タンの「881〜歌え!パパイヤ」を観て、あー、一度は歌台に行ってみたいなーと思ってなんとなく調べたところ、今年は9月1日が旧暦7月15日だということがわかった。ということは、8月終わりに行けば、みっちり歌台をやっているんじゃないか?

歌台は、シンガポールで中元節の時期に行われる歌謡ショーで、「881〜歌え!パパイヤ」はこの歌台の歌手である二人の女性の物語。中元節は、日本のガイドブックだと「ハングリー・ゴースト・フェスティバル」と書いてあることが多いけど、盂蘭盆会ですよね。なので、この歌台も祖先の霊を慰める歌謡ショー、なのかな……。派手な照明、派手な舞台、派手な衣装で、電子楽器のバンドが奏でるメロディーに乗せて、もんのすごく暗かったり悲惨だったりする歌詞の歌を、福建語であっかるーく歌う、なんというか不思議な行事。今の日本では盆踊りといえば単なる夏のイベントになってしまっていて、鎮魂の雰囲気を感じることはあまりないけれども、私が子どもの頃の地方のお盆の匂いがそこはかとなくするのです……あの映画を観る限り。

ただ、昨今の歌台は状況も変わっているらしく、中国大陸から出稼ぎにやってくる福建語歌手のみなさんがいろいろ雰囲気を変えているみたいで、もしかするともうシンガポール土着行事じゃなくなっているのかもしれないんだけど、とにかく現地に行って観てくるのだ。

シンガポールは2〜3年ぶりで、その間にユニバーサルスタジオができたり、サンズが完成したり、いろいろと変貌振りも大きそう。シンガポールフライヤーは前回も乗ったけど、今度は夕暮れの時間帯に乗ってみたいなあ。あと、過去2回はコロニアルなエリアとプラナカン文化方面に傾いていたので、今回はアラブストリートとかリトルインディアの方に行ってみようかと。香港に行くとなぜか毎回シャー・ルク・カーンのDVDを買ってしまう我が家ですが(重慶大廈で両替すると通り道にあるので、つい覗いてしまうのだ)、今回も買う羽目になりそうな気がする。

あ、なぜ台湾経由なのかというと、相方はすでに昨日から台北に前乗りしているからです(笑)。表演工作坊の「寶島一村」をどうしても観たくて行っていますが、期待以上に面白かったようで、満足げでございました。私は金曜まで仕事、土曜日に台北に移動して日曜日にシンガポールに向かいます。初・シンガポール航空搭乗!一度乗ってみたかったのでうれしい。台北からだとPEX航空券で往復二人で90,000円ぐらい。乗っている時間も半分で済むし。初めはキャセイのアジアパスを使おうかと思っていたのだけど、羽田−松山をエバーで移動すると、合計してもアジアパスより安かった。

さ、これから荷造りです。

今年度上半期に観たもの

振り返りです。メモしておかないと記憶が流れてしまうので。あと、はてなダイアリーの表組み練習もかねて(笑)

劇団/ユニット名 タイトル 劇場 ひとこと感想
1/14   多田直人企画「ごー」 スタジオニンバス キャラメルの稽古場公演。前田綾ちゃん目当てに行ったのだが、意外とかじもんがよかった……
1/19 こまつ座 「十一匹のネコ」 紀伊國屋サザンシアター ネコっぽくない男11人でやるミュージカル。長塚演出だけど、おどろおどろしくはなかった(笑)
1/28 劇団鹿殺し 「青春漂流記」 紀伊國屋ホール 聖子さん……あんまり哀しい人ばかりやらないでー。たまにはハッピーな聖子さんが見たいぜ。
2/4 ラックシステム 「体育の時間」 ザ・スズナリ 三上艦長の女学生姿という、世にも珍しいものを楽しめた芝居。
2/18 ペンギンプルペイルパイルズ 「ベルが鳴る前に」 本多劇場 大好き倉持さんの劇団本公演。奥名恵、ちょっと変わった?
2/25 演劇集団キャラメルボックス 「トリツカレ男」 赤坂ACTシアター 樹里ちゃん、どんどん美人になってくよねー……3ヶ月前は小学生役だったのにさ。
3/10 四獣 「ワンダーガーデン」四獣バージョン 座・高円寺 再演。初演も観たけど、やっぱりいいよね、この四人。
3/31 Kittyfilm Presents 「破壊ランナー」 あうるすぽっと 劇中歌「ドーナツ」、いいかげんにCD化してくださいよー!
4/14 虚構の劇団 「夜の森」 シアターモリエール 小沢くんと三上くんはいい役者になってきたよねー。
4/17 柿喰う客 女体シェイクスピア002「絶頂マクベス 吉祥寺シアター 中屋敷くんは女優が好きだよね。素材として。やらしい意味じゃなく。
4/19 柿喰う客 女体シェイクスピア002「絶頂マクベス」乱痴気ステージ 吉祥寺シアター この役柄総とっ替え、一度経験すると病みつきになる。
4/21 華のん企画 チェーホフ短編集 賭け」 あうるすぽっと 戸谷くん萌えー!な芝居です。
4/28 ナイロン100℃ 「百年の秘密」 本多劇場 犬山イヌコは名優だと思う
5/6 タクトプレイ・プロジェクト 「パパ、アイ・ラブ・ユー」 下北沢駅前劇場 勢いはよかったんだけど。でもあつをさんを間近で堪能できてよかった。
5/12 演劇集団キャラメルボックス 容疑者Xの献身 サンシャイン劇場 初日はこなれてないよね、やっぱり
5/25 演劇集団キャラメルボックス 無伴奏ソナタ 東京グローブ座 多田くん大化けの巻。
6/2 演劇集団キャラメルボックス 容疑者Xの献身 サンシャイン劇場 ラス前だったのでさすがによかった。
6/14   「三谷版 桜の園 パルコ劇場 浅丘ルリ子様が舞台にいるだけで成立する芝居。
6/23 こまつ座 「薮原検校」 世田谷パブリックシアター 野村萬斎の語りはいつまでも聞いていたい
6/30 KOKAMI@network リンダリンダ 紀伊國屋サザンシアター 「牛は殺すな鹿殺せ」に笑った
7/11   なにわバタフライN.V.」 パルコ劇場 戸田恵子さんの芸を堪能しました
7/14 子どものためのシェイクスピア 「ヘンリー六世」 あうるすぽっと ヘンリー六世は乱世の王様じゃなかったんだね
7/21 子どものためのシェイクスピア 「リチャード三世」 あうるすぽっと 誰が演じてもリチャード三世は怖い
7/** 500歳の会 「いつか見た男たち〜ジェネシス〜」 本多劇場 骨太。
8/11 演劇集団キャラメルボックス アルジャーノンに花束を」(イグニスキャスト) サンシャイン劇場 阿部丈二の時代の到来か……
8/4 月影番外地 「くじけまみれ」 ザ・スズナリ 政岡泰志に持ってかれそうになった
8/7 LEMON LIVE vol.9 「Woo!!man」 紀伊國屋ホール レモンライブも紀伊國屋かあ……
8/9 M&O Plays 「鎌塚氏、すくいあげる」 本多劇場 鎌塚氏のような執事がほしい
8/10 シス・カンパニー 「叔母との旅」 青山円形劇場 フォーメーション芝居にうっとり
8/11 演劇集団キャラメルボックス アルジャーノンに花束を」(アクアキャスト) サンシャイン劇場 多田くんの水準が上がっていることを確認できた気がする
8/15 大人計画 「ふくすけ」 シアターコクーン 露悪的でしんどい芝居でした

「ふくすけ」

改装後のコクーンに行くのは初めて。「ふくすけ」@シアターコクーン

負のエネルギーに満ち満ちた祝祭的演劇。
という感じ。
自分が表層的な人間なんだなあと感じるのは、こういう芝居を観たときだ。
芝居でも演劇でもそうなんだろうけど、仕込まれたものにいくつ気がつくか、多ければ多いほどわくわくして楽しいものなんだと思う。そして、自分はそういうのに気がつけないんだなあ、底が浅いんだなあと思わせられるんですよ、松尾スズキKERAさんの芝居は。
前半、ついていけなくて休憩前の10分くらい、意識がなくなってました。


気を取り直して後半。
後半は前半で張り巡らせた糸が立ち上がってきて、ストーリーが怒涛の勢いで進んでいくので、寝ている暇がない。観たくないのに観ずにはいられない、というような。
最初から通して何度も繰り返される「生まれてこなければよかった」という言葉がきつい。
誰が悪い、というのを決めるわけじゃないけど、自分じゃない何かに原因をおしつけずにはいられない。
で、最後には他力本願的に爆弾で〆る、と。
観終わって、しんどかったー。松尾スズキは、何度観てもわからん。でも彼は、人が簡単にわかるようなものを作る気はないんだろうから、それでいいんだと思う。
今回が再々演ということなので、たぶんこの物語には需要があるんだろう。

さて、いつものどうでもいい感想。

  • コクーン、改装して前よりもイスがよくなったかな?と思ったんだけど、やっぱり終演近くになるとお尻が痛いのだった。なんだろな、あれ。背もたれの問題?
  • 2階、3階のバルコニー席の後ろが立見席だったけど、結構な数の立ち見の人がいた。若い人が多かった気がする。ネットでの観劇記事を見ていると、多部ちゃんファンが多いからそっち方面?あと、「木更津キャッツアイ」から入って阿部サダヲファンになった元々はジャニーズファン、というクラスタもいるみたいです。
  • まあ、それもむべなるかなーと思わせる魅力がありますよね、阿部サダヲには。めっちゃ悪い人の汁を出しまくってるのに愛らしい、というか。なんですかね、あれ。
  • 大竹しのぶは、やっぱすごい女優だよなー……。としか言えん。息をするように悪態をつく姿が芝居と思えないところがすごい。
  • そして古田新太。久しぶりにパンツ一丁の古田新太を観ましたが、パンツ一丁なのに全然やらしくない古田新太、ってある意味すごかった。なんですか、あの地味な人……。抽斗持ちすぎだろ。