晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「なっちゃん 樋口一葉ものがたり」

なっちゃん―樋口一葉ものがたり

なっちゃん―樋口一葉ものがたり

 たまたま帰り道に寄った本屋さんで見つけた本。
 うおー、こういうのありですか、ってちょっと目からうろこ。


 樋口一葉には思い出がある。
 私が卒業した大学の、入試の二次試験に樋口一葉が出題されたのだ。
 それも、ただの問題文ではなく、「樋口一葉として手紙を書け」という問題だった。


 樋口一葉は若くして戸主として一家を養わなければならない立場にいたが、働き手のいない一家は常に貧乏で、一葉はしょっちゅう借金ばかりしていた。
 「一葉日記」の中に、ある日○○という人に(誰だったか忘れた)借金を申し入れた、というような一節があるのだが、そこの前後を読んだあとに「では、あなたは樋口一葉として、この借金をお願いするお手紙を書いてください」というのが問題だったのです。


 そんなわけで、なんとなく樋口一葉には縁を感じている私なのでした。