晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「トルコで私も考えた 4」

トルコで私も考えた 4 (YOUNG YOUコミックス)
久しぶりに新刊が出ました、高橋由佳利の「トルコで私も考えた」シリーズ。
「割礼」について結構詳しく描かれていて(彼女の子供は男の子)、なるほどなあ、と得心しました。
日本にはない慣習だし、女性に対する割礼とか、あまりよいイメージで割礼というものを感じていなかったのだけれども、トルコの少年たちはこういう通過儀礼を経ていましたか……。
最初に彼女がトルコについて描きはじめた頃に比べても、トルコもずいぶん変貌したらしく、その違いなんかも少しふれられていて感慨深い。


考えてみれば、私なんかでも香港に通い始めた頃と今を比べると、変貌したなあと思う。
こないだ香港で、旦那さんと空港からのバスに揺られながら「昔、この辺にストーンカッター島ってなかったっけ?」「あー、あったねえ」「今はないの?」「埋め立てでつながっちゃったんじゃないの?」という会話をしたばかり。今、あの巨大コンテナターミナルになってるところがそうなんだけど、初めて香港に行き始めた頃の「香港街道地方指南」だと独立した島だったのです。
町並みとか習慣とかもそうだけど、長い間通っているとふとしたはずみに大きな変化を感じたりする。だから、記録を取っておくことは大事なんですね。ぜんぜん記録してないんだけどね。