晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「キレイ」@シアターコクーン

松尾スズキのミュージカル、初演は見ておらず、今回初体験。休憩15分入れて3時間半はちょっと長かった。前半はかなり集中して見ていたのだけど、後半は少し意識が散ってしまった。目覚めてからのケガレ(高岡早紀)のパートはもう少し整理してもいいのかもしんない。
当初予定していた主演は、酒井若菜から鈴木蘭々に変更。しかも幕が上がる2週間ぐらい前だったらしいのだけど、何も知らずに見れば本人当て書きのように役にはまってました。彼女が歌手であることは知っていたけど、歌がよかった。うん。
キャスティングがよくはまった芝居だったなー。橋本じゅんのダイズ兵、笑いました。一回「新感線じゃないんだから」ってつっこんだシーンがあったな。新感線芝居なんだけど、だんだん大人計画役者に囲まれても違和感がなくなってきたよ。この役、初演は古田新太だったそうなのだが、古田新太の後を継ぐ者はやっぱ橋本じゅんなのかもしれない。お下劣ぶりも含めて(笑)。ああ、新感線の芝居が見たいなー。INOUE KABUKIとかもいいんだけど、古田新太之丞とか。「踊れ!いんど屋敷」みたいなのをまた見たい……。
阿部サダヲがそりゃ反則だろってくらい可愛い役で、「タイガー&ドラゴン」のどん太も含めて、この人は愛される人だなあ……なんかもっと昔、初めて見たときはものすごいキレてて怖い、って印象があるんだけどなあ。やっぱ「たまごくらぶ・ひよこくらぶ」のCMに出た頃から変わったのかしらん。
個人的には荒川良々があまり活躍できなかったのがさびしかったけど、しかしこの芝居ではあまりfeatureできませんね。後、ジャンプ亭ジャンプの印象が強すぎて、出てきた瞬間「あ、ジャンプ」と思った私ってどうよ。そういえば「タイガー&ドラゴン」のDVDボックスを旦那さんが予約したらしい。楽しみだ。