晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

よしながふみ「愛すべき娘たち」

愛すべき娘たち (Jets comics)
最近、私の周囲でひそかなブームのよしながふみ漫画。会社で回覧中(笑)←もちろん業務時間に読んでいるわけじゃありません。
母と娘、というのはやっかいな関係だよなあ、と思ってきた私にとってはいろいろ考えさせられた作品でした。
好きとか嫌いとか、そういう簡単な言葉では総括できない関係だと思う。近く感じたり遠く感じたり、疎ましく感じたり頼りに思ったり。よその家とは違うんだろうけど、うちは父が早くに亡くなって物心ついてから親=母親、だったのだけど、子どもの頃はうまく母親との関係が結べなくていろいろ大変でした。今は母も年を取ってしまい、私もいい加減いい大人になったし、そもそも実家から遠く離れて久しいので、母とは友好的な関係を保てているけども、昔は大変だったよなあ、みたいなことを思い出してしまいました。
しかしながら、よしながふみ嬢は物語作りがうまい。台詞のないコマの人物の表情がすごくうまいなーとしみじみ思います。