晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

2005年ベスト5

映画のことはニフティ映画大賞にからんでおいおい考えていかないといけないのだけど、去年はなんだか芝居をたくさん観た年でした。その数31本。


1月3日 野田地図「走れメルス〜少女の唇からはダイナマイト!」(シアターコクーン
1月14日 TEAM発砲B・ZIN「ツカエナイト」(本多劇場
3月11日 加藤健一事務所「煙が目にしみる」(本多劇場
3月12日 キャラメルボックス「TRUTH」(サンシャイン劇場
3月22日 自転車キンクリートSTORE「海辺のお話」(俳優座劇場)
4月2日 月影十番勝負「猫と庄造と二人のおんな」(青山円形劇場
4月10日 G2プロデュース「キャンディーズ」(本多劇場
4月23日 「Shuffle」(パルコ劇場)
5月14日 「退屈な人生のためのガイドブック」(パルコ劇場)
5月19日 キャラメルボックス「僕のポケットは星でいっぱい」(シアターアプル
5月28日 真心一座「身も心も」第一章「流れ姉妹 〜たつことかつこ〜」(青山円形劇場
6月10日 「ドナインシタイン博士のひみつ学会」(スペース107)
6月11日 AGAPE STORE「仮装敵国」(サンシャイン劇場
6月25日 劇団ダンダンブエノ「礎」(青山円形劇場
7月15日 子供のためのシェイクスピアカンパニー「尺には尺を」(紀伊国屋サザンシアター)
7月17日 加藤健一事務所「ヒーロー」(本多劇場
7月18日 「キレイ」(シアターコクーン
7月22日  劇団M.O.P.「水平線ホテル」(紀伊国屋サザンシアター)
7月24日 「姫が愛したダニ小僧」(アートスフィア)
7月30日 シス・カンパニー「新編・吾輩は猫である」(シアタートラム)
7月31日 ク・ナウカ「王女メデイア」(東京国立博物館
8月7日  劇団健康「トーキョーあたり」(本多劇場
8月13日 キャラメルボックス「スケッチブック・ボイジャー」(サンシャイン劇場
8月14日 G2プロデュース「おじいちゃんの夏」(紀伊国屋サザンシアター)
9月8日  自転車キンクリートSTORE「ウィンズロウ・ボーイ」(俳優座劇場)
10月2日 SHINKANSEN☆PRODUCE いのうえ歌舞伎「吉原御免状」(青山劇場)
10月16日 東京ヴォードヴィルショー「龍馬の妻とその夫と愛人」(紀伊国屋ホール)
11月3日  カムカムミニキーナ「越前牛乳」(シアターアプル
11月12日 G2プロデュース「ダブリンの鐘つきカビ人間」(ル テアトル銀座)
12月8日  TEAM ARAGOTO「エビ大王」(青山劇場)
12月17日 キャラメルボックス「クロノス」(サンシャイン劇場


書き出してみると我ながらあきれてしまう量だけど(ちゃんと仕事してるのか?)、それはさておきベスト5を考えてみよう。順位はつけられないので(そんなに丁寧に観てません)、箇条書きで。
●劇団ダンダンブエノ「礎」(青山円形劇場
松嶋尚美酒井敏也 、山西惇 近藤芳正
オセロの松嶋尚美が予想外によかった、という拾い物でした。男と女の違いとか、そういうことをすごーく考えさせられた芝居。
●子供のためのシェイクスピアカンパニー「尺には尺を」(紀伊国屋サザンシアター)
子供のためのシェイクスピアカンパニーは毎年ハズレがない。シェイクスピア作品は有名どころしか読んだことがなく、「尺には尺を、って何?」という状態でしたが、おもしろく見せていただきました。このところ男性役を伊沢磨紀がやることが多く、中性的な印象がシェイクスピアに合っている気がする。
●「キレイ」(シアターコクーン
初演の奥菜恵バージョンを観ていなかったのですが、鈴木蘭々がよくってびっくり。直前の交代(最初は酒井若菜のはずだった)だったにも関わらず完成度が高くて、鈴木蘭々を見直してしまった。阿部サダヲとの芝居もよかった。あー、今思えば橋本じゅんが出てたんだなあ、この芝居。今年は新感線以外のじゅんちゃんをよく観た年だった気がする。
劇団M.O.P.「水平線ホテル」(紀伊国屋サザンシアター)
M.O.P.はやってくれるだけでありがたやありがたや……なのだが、「水平線ホテル」もおもしろかったなあ。三上市朗がよかった〜。あの「半分少年の中年」という役どころは毎回ずるいと思うのだが、三上市朗がやるとこれがねえ!もっと三上市朗を見せてくれ〜!今回はただのハッピーエンドじゃないところが心に残った。
●G2プロデュース「おじいちゃんの夏」(紀伊国屋サザンシアター)
これをやっている限り、コスコスこと小須田康人が「子供のためのシェイクスピアカンパニー」に戻ってくることはないんだなあ……でも「おじいちゃんの夏」はコスコスの当たり役だと思うし、両方楽しめるからいいか。じじいのコスコスと孫の武藤晃子(TEAM発砲B・ZIN)はいい。小沢真珠の「ヤクザの娘」の小学生役もいい。武藤晃子と小沢真珠と一緒に、小学生の夏休みをもう一度体験できる感じがして、夏にこの芝居を観るのは楽しみ。


ちなみに、2006年最初の芝居は8日の「BIGGEST BIZ」の予定。ああ、あの芝居がようやく完結するのだな。