「ファーマーズテーブルの本」
まだ読み中なのですが。
東京に出てきた頃、日曜日の楽しみは町歩きだった。
貧乏だったし、お金を使う遊びはできないけど、表参道あたりまで電車で行って、ぷらぷらとお店を見て回るのが好きだった。
その頃表参道で必ず訪れた3点セットは、「シネシティ香港」「クレヨンハウス」そして「ファーマーズテーブル」だった。
ファーマーズテーブルを知ったのは、「OLIVE」だったか「anan」だったか「クロワッサン」だったか、とにかくマガジンハウス系の雑誌の雑貨特集だったと思う。
表参道ヒルズとかいう名前でリニューアルすることになったらしい、今は亡き青山同潤会アパートにあった店。今は別のところに移転して営業している。
アパートの入り口にあった、木彫りの看板を見るだけでもわくわくしたなあ。
ファーマーズテーブルの雑貨は、シンプルだけど作りがしっかりしていて使いやすそうなものばかりで、どれもこれも大好きだったのだけど、中でもいちばん好きだったのは、これ。
Farmer's Table catalogue
この「桜の木のバターケース」にはすごくすごく憧れた。このケースに入っているバターを想像するだけでうっとりした。……まあ、この値段ではもちろん買えなかったのだけども、いつか絶対これを買う!とか思ってた。
そんなファーマーズテーブルの経営者、石川博子さんと石川源さんの本。ゆっくりゆっくり読んでいます。
こういう暮らしをあの頃は夢見ていたのだった。
ファーマーズテーブルのホームページはこちら。