晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「十二夜」@新国立劇場

子供のためのシェイクスピアカンパニーは私の大好きなカンパニー。毎年夏になると、「子供のための」といいながらも全然子供っぽくないシェイクスピアを上演する。
が、今年は夏の公演(「リチャード3世」)とは別に、「子供のための」がつかない公演があるのだ。それがこの、「十二夜」。


嵐の夜に、乗っていた船が難破して、生き別れになった双子の兄妹、セバスチャン(伊沢磨紀)とヴァイオラ(大内めぐみ)。それぞれお互いが生きていることを知らずに時を過ごす。ヴァイオラは男装してシザーリオと名乗り、街を治めるオーシーノー公爵に仕えるうちに密かに公爵を愛するようになるが、オーシーノー公爵は伯爵令嬢のオリヴィアに夢中で、シザーリオを使者としてオリヴィアの元によこし、自らの愛を伝えさせるが、ふとしたことからオリヴィアがシザーリオを愛するようになってしまい……(後略)。


まあ、シェイクスピアお得意の「男装」「男女取り替え」で進む話ですが、今回はとにかくオリヴィア役の植本潤花組芝居)が最高。深窓の令嬢にしか見えない……男なのに。
途中「いたずらの神様」の役もやっていましたが、あそこだけ20分くらい見ていたい。というくらいおもしろかった。


しまった、と思ったのは、開演前のイエローヘルメッツ・オンステージを見逃してしまったこと……。今回は飯場のシーンがなく(笑)、劇中であまりイエローヘルメットを見なかったんですよー。あー、それだけのためにもう一回行こうかしら。


さて、夏は久しぶりにグローブ座に戻っての「リチャード3世」。こういう話になると、小須田さんに戻ってきて欲しいんだけど座組みには入っていないみたい……。また「おじいちゃんの夏」をやるのだろうか。あれはあれで、好きだけどね。
確認しようと思ってG2プロデュースのホームページを見に行ってみたら……G2までもが新橋演舞場!しかも「魔界転生」!!橋之助成宮寛貴!!!……新感線だけでいいよ、そういうのはー。