晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

渋谷にて、侯孝賢映画祭。

シネマヴェーラ渋谷、って行ったことないんですが、そこで侯孝賢映画祭が行われるそうです。


シネマヴェーラ|近日上映予定
http://www.cinemavera.com/schedule.html


日本人には受けの好い侯孝賢ですが、こんな感じでずらっと並べられると観たことのある作品であっても観に行こうかなと思ってしまう(しかも、渋谷はあんまり好きじゃないのに)。


侯孝賢の映画はDVDではなくスクリーンで観た方がいいものが多いと思う。
初めて観た侯孝賢の映画は「恋恋風塵」だったのだけど、もう一回観ようかな。あの線路沿いを主人公の二人が歩くシーンはスクリーンの方が見栄えがよい。


ところで。
私が愛して止まない(笑)「HHH:侯孝賢」も上映されます。
これはアジア映画マニアであり、好きが高じてマギー・チャンと結婚してしまったフランス人監督オリビエ・アサイヤスが撮ったドキュメンタリー。若かりし日の台湾ニューウェイブ群像模様が陳國富の口から語られるところが好きなのだが、中でも陳國富が「あの頃を取り戻せるなら魂を売り渡してもいい〜〜〜〜〜。」と号泣するところは爆笑しつつも感動する場面であります(←なんかおかしい?)。侯孝賢エドワード・ヤンにパシリに使われていた日々に、陳國富は本気で戻りたいと思っているところが切ないですね。あと、あの映画の終わり方は人を食ったようなというか、他にどうしようもなかったというか。本当に、侯孝賢は愛すべきおっさんであると思わせる映画です。
絶対見に行こう、これ。なかなか観られないし。