晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

劇団ダンダンブエノ「砂利」@スパイラルホール

なんだか毎週来ているスパイラルホールである。今日も冷房が効いていて、ちと寒い。
さて、劇団ダンダンブエノ第6回公演は、坂東三津五郎出演、脚本は本谷有希子、という組み合わせです。マチネ、4列目。
ダンダンブエノは3回目。1回目は「バナナがすきな人」(第3回・中井貴一がキュートだった。これ以来、酒井敏也は我が家では「ペス」と呼ばれている)、2回目は「礎」(第4回)。前回の「砦」はなんで観なかったんだろう……。


さて、今回の公演ですが、本谷有希子っぽかった。あの神経に障る感じがとっても。三津五郎丈は、いいんでしょうか。あんなのやっちゃって。大名跡なのに。エチュードを重ねての当て書きということもあって、確かにあの人ってああいう雰囲気持ってるよなあ、という役出はあったけれども。
最初、なんだかばらけた感じがしたのだけど、片桐はいりが登場したらぱっと場がまとまった印象。片桐はいり、すごい。これまでも片桐はいりの芝居は観ていたけど、この人は役者なんだ!と感動して観てしまった。なんていうんでしょう、体の隅々までコントロールしきっている感じ。腕をすっと振るだけの動きもそれは意味のある演技なのですよ。すごいなあ、片桐はいり
あ、あと近藤芳正が意外と肉体派だったのが……(笑)。筋肉りゅうりゅうなのですよ。ちょっとびっくし。