キャラメルボックス・ユース「橋を渡ったら泣け」@シアターモリエール
「次世代を担う演劇人育成公演」という冠のついた、この日の公演。
平成19年度文化庁芸術団体人材育成支援事業、らしい。
キャスト表を見ると、岡内さんだけ対象外になっていて、ちょっと笑った。そりゃ若手じゃないもんな。
「橋を渡ったら泣け」、私は未見ですが、今年の3月、生瀬勝久演出でシアターコクーンで上演されたらしい。出演者は、大倉孝二・奥菜恵・八嶋智人・小松和重・鈴木浩介・岩佐真悠子・六角精児・戸田恵子。うーん、観てなくてよかったかも。どうしても比べちゃうしね。この間隔でこの作品をやろうという心意気はちょっとすごいかも。誰の発案なのかな?
さて、今公演の演出は大内さんです。劇場入口に緊張の面持ちで立って、入場されるお客様に挨拶をされていました。
前回、同じモリエールで「賢治島探検記」を観たときは、やっぱ新人とベテランは実力差があるなあ、と感じましたが、今回はそうでもなかった。ベテランが岡内さんだけだったからかもしれない。
「猫と針」では石原くんいいねえ、だったんですが、今回の注目は阿部丈二。主役(?だよね?)の「佐田山」役でしたが、中盤変貌してからのしゃべりっぷりが、ちょっと京晋佑っぽかった。変貌する前は別に感じなかったんだけど。さわやかだけど狂気がある役。もうちょっと怖さがあったらもっとよかったけど、それは今後のお楽しみにとっておこう。