晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

万城目学と並ぶ京都学派(?)の森見登美彦の小説。ブックオフで買ったら、ちょうど文庫で出たらしい……まあよい。
森見登美彦は初読。第1章はうーん、ちょっとどうだろう?合わないかな……と思っていたのだけど、なんの、第2章の古本市の場面になったらその荒唐無稽っぷりはまったく気にならず、あとはするすると。特に学園祭の話は最高。楽しそうだな−、京大の大学祭。高校生でこの本を読んでいたら、京大を目指していた……だろうか?韋駄天コタツとかごはん原理主義者とか楽しそう。


それにしてもどこかで経験したことのある世界観というか、なんだっけ???と思っていたら古本市の話を読んでいてふと思いついた。わかつきめぐみの漫画に似ている。というか、わかつきめぐみが書きそうな話なのだ。李白さんとか樋口さんとか羽貫さんとか古本市のこまっしゃくれた少年とか。あと、緋鯉(のぬいぐるみ)を背負ったヒロインとか。
次は万城目学も読まなくては。やっぱ「鹿男あをによし」でしょうか?