父の命日
この連休は寒かったですね。
1日目は、実家に日帰りで帰っていました。14日が亡くなった父の40回目の命日で、その法要のため。法要と言っても妹と二人で、家にお坊さんに来ていただいて読経していただく、という簡素なものですが。
父は私が5歳の時に亡くなった。物心はついていたのでいくつかの記憶はあるけれども、そう多くを覚えているわけではなく、いわんや妹となると2歳だったのでまったく記憶はない。
父については親戚の人たちがいろいろと話してくれることがそのまま私たちの父に関する知識になっているところがあり、それはあまりかんばしいものではなかった。酒飲みだったとか。ところが、昨年母が亡くなったときに弔問に来てくれた父の後輩に当たるおじさん(父が亡くなった後も、ものすごくよくしてくれた人)が、「おまえたちのお父さんはなあ、俺の人生を変えた人なんだよ」とつぶやいてびっくり。
「え、そうなの?そうなの?どうして?」
「だって、俺はおまえたちのお父さんに引っ張られてあの頃労働運動を始めたんだから」
「え?え?お父さん、そんなことやってたの?」
「そうだよ、国労だよ」
「えええええ!?ほんとに?」
「え、おまえ(私のこと)も知らないのか?」
「聞いたことないよ、そんなの!」
わたくしの父は国労の闘士だったそうですよ。びっくりです。
あのときは葬儀行事の真っ最中で時間もなく、それ以上の話は聞けなかったのですが、この話は絶対に聞いておきたいと思います。