晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

土日連続で2本。

この週末は、昼は休日出勤、夜は芝居という2日間でした。


土曜日は、古田新太の「リチャード3世」。Shinkansen-EXではなく、「いのうえ meets シェイクスピア」。なので新感線色は少なめ。
しかしシェイクスピアは情報量が多くて、週末の疲れた頭にはきつかった。しかも「エドワード」が何回も出てくるし。でも話はしっかりしているので、わかりにくくはなかったけども。
口先だけで生きていく悪い男は古田新太はお手のもの。でも軽みがない重い話だったので見終わった後ちょっと疲れた。
久世星佳三田和代銀粉蝶の女優陣がよかった。あの長ったらしいシェイクスピアの呪文のような台詞を、息継ぎなしに絶叫調で言ってのける。シェイクスピアの芝居って、役者の体力を試すみたいなのが多い。付け焼き刃だと終盤で息切れしちゃうんだろうなあ。久世星佳はなんだかんだで出ずっぱりなのだけど、古田新太ともどもテンションもスピードも最後まで落ちず、すばらしかった。宝塚って、さすがに基本をたたき込まれているんだな。


今日は、山内圭哉の「パンク侍、斬られて候」。ナンセンスきわまりなし。町田康の原作は読んでいないけど、こんな感じなんでしょうか?休憩15分をはさんで2時間40分くらいでしたが、もう少し縮められた気がする。後半、ちょっと見ている私の集中力が切れました。中山祐一朗阿佐ヶ谷スパイダース)と加藤啓(拙者ムニエル)は私の好きな役者リストに入る役者だと、本日再確認。