晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

八八水災

台風8号「モーラコット」の被害で、台湾南部が大変なことになっている。もう1週間経とうとしているのに、救援活動が遅々として進んでいない。
馬英九は、温家宝の行動に倣ったつもりなのか被災地を回り続けているが、被災者が馬英九に対して期待しているのは具体的な救援であって慰めの言葉ではないということがどうもわかっていないらしい。


馬英九救災遲緩失民心:明報
http://news.mingpao.com/20090813/caa4.htm


陸海空三軍の長であるのだから、こういうときこそ兵力を活用すりゃいいのに、どういうつもりか当初ちみっとしか軍を投入していない。それはともかくとして、国民党系の北部中部の市長やら縣長やらに救援要請した、って何ですかそれ。そんなこと言ってる時じゃないでしょう。藍だの緑だの関係なくて、つべこべ言わんとがつがつ指示して一般市民の生活が立ち行くようにしないで、何のための総統なのか。そんなことだから「李登輝先生はすごかったのに」とか言われるんです。


被害の大きな地区の一つ、高雄縣旗山鎮は我々も一度訪れたことのある、静かな町。
あの時の呉小姐や宜芳意麺のおじさんおばさんは無事だろうか。心が痛む。何かできることはないのだろうか。
総統は実務者であるべきである。ナルシストはいらない。