晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

シス・カンパニー「2人の夫とわたしの事情」@シアターコクーン

ソワレ。そして最前列!コクーンの最前列なんて初めてかも。
松たか子の美しさにしばしうっとりしてしまった……。

愛する夫を戦争で失った妻(松たか子)。 戦争未亡人となった彼女は夫の親友(渡辺徹)の求愛を受け、めでたく再婚する。そこに、戦死したはずの“前” 夫(段田安則)がひょっこり生還! 戦争に翻弄された “けなげな妻”と “2人の夫たち” の涙なくしては語れない大悲劇・・・・・・と思いきや、“故国に残した愛しき人(HOME&BEAUTY)”の諸事情には、愛情だけでは計れない様々な思惑が絡まって、そして、事態は予想外の方向へ!?
シアターコクーン 公演ページより)

脚本はサマセット・モームが1919年に発表したものだそう。1919年ってことは第一次世界大戦後、ですか……。舞台はイギリス。

松たか子がとにかく……!
若くて美しくておばかで色っぽくて自分大好き。「いやな女」と「かわいい女」のぎりぎりのラインで1センチだけ「かわいい」のほうに入っているような感じ。「だって私、たえられないの、メイドのいない生活なんて!」などという「はあ?」な台詞も、なんか「そうだろねえ」と思えてしまう。自分が若くて美しい女だということを最大の武器にしつつ、それになんの罪悪感ももたない様子はもういっそ清々しさすら感じます。
松たか子がすべていいところをかっさらっていった芝居でした。