晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

張學友1/2世紀演唱會台北站

夏休みはどこに行くか?を考えていたら、學友が台北でコンサートをすることになったので自動的に今年の夏休みは台湾になった(笑)。
今回のツアーはお正月に最初の開催地、上海で一回だけ観ていた。その時の、なんだか詰め込んだけどまだまとまってないなー、という印象に比べると、今回はプログラムとしてのまとまりがあって、余計なことを考えずに没頭できた。冒頭のタップダンスも、上海ではなぜかミッキーマウスの古いフィルムと一緒にタップする、という謎のシーンだったが、今回はミッキーは出てこず、おしゃれタップシーンになってた。そうそう、別に我々はあなたのコンサートでミッキーを観たい訳じゃないのだよ(あ、でも上海人は観たかったかもなー)。


舒淇との映画パート。くそう、二回目でもこっぱずかしいぜ。なんですかあれ、おじさんの願望充足映画ですか。舒淇と學友のプライベートライフ、みたいな感じで見てるこっちが恥ずかしいんですが、いや演技なのはわかってるんですけど、妙に「素ですか?」って感じがするんですよねー……。
まあ、フィルムそのものは特別なものではなく、ありきたりなラブストーリーではあるんだけど、あのパートの〆で歌われる「如果這就是愛」には泣かされる。今思えば(あのフリルのブラウスはなしにしても)「ウィンターソング/如果愛」はいい映画だ。


映画パートが終わると「天気這麼熱」でいきなり会場ヒートアップ。この曲大好きだー。學友が「本当にちゃんと舌回ってるか?」と思わせる早口の歌詞も含めて(笑)。私もいつかこの歌をきちんと歌えるようになるぞ、と決意を新たにする。
その勢いのまま「吻別」ロックバージョン。このところ彼はこの曲を歌うときはこのロックアレンジで歌っていて、前回のツアーで久しぶりにオリジナルアレンジに戻して、「ああやっぱり『吻別』はこのアレンジだよねえええ」と思っていたのだが、結局またアップテンポな曲調になった。よっぽど気に入ってるのかなー。
ちょっと心配していた「月巴女且」は上海の時よりよくなっててほっとした。上海站では巨大肥姐が2体だか3体出てきて舞台にものすごい圧迫感を与えてて、ここは笑うところ?という違和感があったので。今回は、湿っぽい感じじゃなくてあの明るかった肥姐のことをみんなで歌おう!という感じでよかったです。改めて見ると、いい歌詞だよなー……。


その後はアルバム「Private Corner」のコンセプトである、ジャズクラブっぽいコーナーをはさんで、ヘリコプターで去って第二部終わり。ヘリはデフォルトなのか……。
この後はアンコールというか第三部というか、本領発揮の「ひたすら歌うぜ」コーナー。ここのキモはなんといっても「這個冬天不太冷」なわけですが、上海では「餓狼傳説」+「這個冬天不太冷」のセットだったのが、その後、「頭髪亂了」が間にはさまる構成になってたんですねー。きゃーきゃー叫んで観てました(笑)。でも、ワタクシ個人的には「頭髪亂了」より「屈頭病」のほうが好きだったりします。


席は舞台向かって右スタンド1F席だったんですが、割と前寄りで、一人参加だったにも関わらず、楽しかった!台北アリーナの3Fまで、蛍光棒がきらきら光ってきれいだったなー。
衣装は、上海では確かあったブルーのきらきらタキシードはなくなってた。でも、なんであんなに全部スパンコールとかスワロフスキーできらきらにしちゃうんだろう?疑問。黒タキシード一択、というのは私の周囲で一致する意見ではあるのだけど、何も全部タキシードきらきらにする必要あったかな。シルクハットも含めてそう思ったりする。


あと、久しぶりに「心碎了無痕」を聞けたのがうれしかった。昔、大久保のマイク103で毎週のように歌っていた頃は、よく歌ってたのにすっかり忘れていました。これとか「最後一封信」とか「一路上有你」とか。あれ、今思うと全部五文字だな(笑)。