晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

卒業検定@第29日

 8月29日。卒業検定の日。

 その日は朝から雨模様。何もきょう降らなくてもいいのになあ。
 教習中は降ってほしかったんだけどな。雨の日の運転について、となりに指導員の人がいる状態の時にいろいろ聞いておきたかったから。
 でも教習中は降らず、なぜか卒検の今日が雨。やだなー。視界が悪くて何か見落としたらどうしよう。

 指定された時間に待合室へ。今日の受験者は14人。
 名前を呼ばれて、用紙を受け取る。指定コースと自主経路の地図、所内での課題が書かれている。
 方向転換か縦列駐車というのはわかっていて、縦列駐車になってくんないかなーっっていたのだけど、方向転換があたる。しかも苦手の左からの方向転換。うが。ま、やるしかないね。

 3人一組で指定された検定車へ。所内での課題は3人共通だったが、その他は3人ともばらばら。交代しながら運転していきます。
 後から思ったのだけど、3人の中では私がいちばんラッキーなコースだったように思う。指定されたコースは3人とも光が丘周辺で完結するが、自主経路(スタートとゴールだけが指定されて後は自分で経路を組み立てる)は私だけが光が丘公園周辺だけで完結するもので、他の二人は川越街道や笹目通りなど、交通量が多くスピードも出さないといけない道路を通らないといけないものだったから。光が丘公園の周りであれば、第2の所内コースと言えるくらい慣れていたし。

 私の順番は2番目。
 1番の女性は順調に運転していたが、川越街道に出るところの信号で左折しようとした瞬間、信号が黄色になった。ものすごく微妙なタイミングで、迷った彼女はそこで止まってしまった。横断歩道の上。下がるべきかどうしようか、と考えている間に後続車が来てしまい後退もできず。雨の午前中だったことが幸いして、歩行者は来なかったので、そのまま検定は続行されたけど、もしそこに誰か歩行者や自転車が通っていたらその時点で検定終了、という場面でした。後部座席にいるこちらまで緊張してしまった。

 人が失敗するとかえって落ち着くみたいで、自分の番になっても順調に運転していた。見きわめでいろいろ注意されたことも今のところはできている。
 が、ある交差点で左折しようとした時。曲がる直前までは完璧な手順で進んでいた。巻き込みに注意し、左方面(=後ろ)から駆け込んでくる歩行者や自転車がないかを確認し、曲がろうとした瞬間、右(=前)の方におばあさんが見えた。

 あ。

 と思ったが、止まれなかった。そのまま行ってしまった。

 後ろに注意をしすぎてしまった……ラッキーだったのは、おばあさんがまだ横断歩道に入っていなかったこと。私の車が曲がったときにまさに足を踏み入れようとする直前だったため、検定員の先生が見逃してくれたんだと思う。運転しながら「え、今のはいいの?このまま続けていいの?終了じゃなくて?」とぐるぐるしてました。

 だめかもしれないなー、結構決定的なミスだったし。
 今回、いちばんラッキーなコースだし、これでだめだったら次の検定も厳しいよなー。
 なんて考えながら終了。しかしながら、やるだけやろう!と気を取り直す。だめかどうか決まった訳じゃないし。
 所内の課題はサイドミラーを駆使してなんとかクリア。ふう。これが一番心配だったんです。

 結果としては、卒検は合格しました。やったー。
 でも、もちろん検定員の先生にはあのおばあさんのことを注意されましたけど(あたりまえ)。
 本当に、自分が運転するようになったら絶対に気をつけます。

 前回仮免の時も全員合格ではなかったけど、今回も合格者は10名。よく自分が受かってるよなあ、と感心してしまった。
 結局、なんだかんだで全部一発合格で切り抜けてきているのだ。見きわめも含めてやり直しが一度もなかった。たぶんそれはAT限定だからだと思う。マニュアルだったら無理ですね。

 卒業証明書を受け取り、申請書など実際に運転免許試験場に行くときに必要なものを一式もらう。記念品として、マグネット式の若葉マークももらった。あ、本当に卒業したんだなと思う。