晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

中原中也の思ひ出

 早稲田大学オープンカレッジで、この秋から「山口県総合講座」というものをやっているらしい。
 ……うーん、人、集まってるのかなあ……?


 今年は萩開府400年とのことで、その記念らしい。
 寄付講座ってあったので、大学の企画と言うよりも費用は山口持ちでやってるのかな。


 で、つらつらと見てたら、今週末は、中原中也記念館の福田館長が中也の話をしに来るらしい。
 ……おお!私の卒論指導教官でした!(爆)
 うちの近所でゆりちゃんが講演するのかと思うと、人生のめぐりあわせというのは不思議なものだねえ、と思いますが、でも講座に行ってるわけじゃないので、きっと会わないでしょう。会ったら怖い。その日は家の回りはうろうろしないようにしなければ。


 3年生の時、福田先生の中也ゼミにいて、ちょうどその年が中也生誕100周年だったか、中也没後100年だったか(忘れた)、そんな記念の年だったので、NHK山口が特集番組を組んで、山口市内の、中也が結婚式をやったという旅館で、披露宴の時の御膳を復元したものを女子大生がいただく、なんていう便乗企画で松茸をいただいたことがあります。なつかしー。その時私は人生ではじめて、松茸の土瓶蒸しというものを食べたのではなかっただろうか。
 私にとって「中原中也」とはブランコと松茸の土瓶蒸しなのである。ゆや〜んゆよ〜ん。


 その時、NHKの記者さんが、「もし今、中原中也みたいな人がいたら、おつきあいしますか?」などと聞いてきて、女子大生は全員「いいえー」「まさかー」とか答えたのに対し、ゆりちゃん先生は「まあ、あなたたち!」と怒っておりました。ゆりちゃんはもちろん「Yes!」だったからですね。
 そんなゆりちゃんが退官されて記念館の館長に就任されたと聞いたときには、卒業生はみんな「うんうん」とうなづいたことでしょう。だって、まさに「うってつけ」とはこのことを言うのか!というくらいうってつけなんだもん。
 こういうところでお名前を見ると安心します。いつまでもお元気でご活躍いただきますように。