［映画祭］「風の伝説」

イ・ソンジェ主演の社交ダンス映画。上映時間137分、長い！正直、あと30分は削れる。2時間を超えて見るのは結構つらかった。「公共の敵２」は同じような上映時間だったが気にならなかった。何が違うのかなあ。脚本はよくできていたと思うけど、ちょっとエピソードが多い気がする。
ただ、全然悪気がなく、人をだますつもりもまったくない主人公がダンスによって有閑マダムたちの心をつかみ、金が入ってきてしまう、という話はおもしろかった。本人にまったく悪意がない、というのがすごい。ただ、芸術芸術と連発するのはちょっと鼻についたけど。
最後に、「夢のようなシーン」ということで、なぜか主人公の二人が香港島をバックにワルツを踊るシーンがあり、ある意味ここに一番感動した（笑）。旧正月シーズンにロケをしていて、香港島のクリスマスイルミネーションに花火が上がる中を踊っているのだけど、そのシーン、床は板張り！あのプロムナードのあたりにダンスフロアを作ったらしい。たぶん、そこに一番予算がかかってるんじゃないだろか。いや、びっくし。