キャラメルボックスハーフタイムシアター@シアターアプル
キャラメルボックスの1時間芝居2本立てシリーズ。梶尾真治の「クロノス・ジョウンターの伝説」を原作にしたシリーズの2本。年末の「クロノス」を見ていると人物相関がわかっていろいろとおもしろいかも。
1本目「ミス・ダンデライオン」。岡田さつきが久しぶりに主役。しみじみとよかった。前田綾嬢が久しぶりに大弾けだったのもよかった(笑)。しかし青ちひはもっとおもしろく使ってほしい、もったいない。
2本目「あした あなた あいたい」。大内くんが主役。キャラメルの男子役者の中で私がいちばん好きな役者さん。しかしあまりにも恋愛を真正面に打ち出してきたのでちょーっと恥ずかしかった。
パンフレットで藤岡宏美嬢の退団が書かれていた。うーん……残念。彼女がやってきた役をできる役者さんは今のキャラメルにはいない気がする。少なくともあの、ぶっきらぼうな、「大人の男のひと」に変わる寸前の、大人とも子どもとも言えない、男の子のような女の子のようなそんな中性的な、人々が「少年」という言葉でうっとりと表現する(実際にそんなものがいるかどーかは別として)存在を演じられる役者さんというのは稀有だと思うんですが。
これで、小川江利子、津田匠子、と私の好きな役者さんが辞めたのは3人目。どーも最近の新入団役者を見ていると、男子のほうがおもしろい気がするのは気のせいかなあ。