晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「のだめカンタービレ」「ゆきのはなふる」

のだめの最新刊はマングース付き(じゃないのもあるけど)。

のだめカンタービレ(15) 限定版 (プレミアムKC)

のだめカンタービレ(15) 限定版 (プレミアムKC)

今回は結構「Kiss」を買って読んでた内容。最近また買わなくなっちゃったけど(「のん de ぽ庵」が終わっちゃったから)。サン・マロでののだめリサイタルの辺り、演奏が聞こえてきそうな筆致は、千秋のラフマニノフ2番のシーンを思い出した。Sオケの学園祭のシーン(「ラプソディ・イン・ブルー」)とか、二ノ宮さんの音楽シーンは演奏が聞こえている錯覚に陥るものが多くて好きだ。あ、あと今回は最後にかもされています(笑)。


わかつきめぐみ久々の新刊「ゆきのはなふる」。(今回、Amazon、画像なしみたい。表紙はこちら→ビーケーワン ゆきのはなふる
このところ彼女がぽちぽちと書いていた「主様」のシリーズ。それぞれの山には一人ずつ主様がいて(男だったり女だったり)、その主様たちや雨師、雪師(雨や雪を降らせるひとのこと)たちの人間模様の話。彼女のまんがには必ず「食えない女」が出てくるところが好きだ。今回もそういう女が何人か。魅力的。
タイトルにもなっている「ゆきのはなふる」は中篇(といっていいのか?)。mixiで「トライアングル・プレイス」を思い出した、という感想があったけど、なるほど。シンプルな描線の裏にひとの心のくらさが出ていて、ちょっとひんやりする。
トライアングル・プレイス」は初期の作品の中でいちばん好きな作品。当時梶尾真治を読んでいたからよけいにかもしれん。彼女も好きだったみたいなので。