晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

さらば東京ファンタ

ここ数日、友人の間をかけめぐった「東京ファンタが休止」のニュース。→東京国際ファンタスティック映画祭休止のお知らせ


一時的に休み、というよりもたぶん終わっちゃうんだなあ、という感じのお知らせです。
このところファンタはほとんど行っていなかったし(去年は「トム・ヤム・クン!」1本だけ)、そもそもここ数年のファンタにはちょっと疑問を持っていたし。


ファンタについては昨年の10月14日の日記に思うところを書いたのだが、結局のところあの映画祭は小松沢さんがキーマンだったのだと思う。小松沢さんが離れて、5年ももたなかったと。


ファンタで観て、心に残った映画。香港映画を多く観ているはずなのだけど、なぜか香港以外の映画のことを思い出す。
インド映画はこの映画祭でたくさん観たなあ。「ラジュー出世する」は今でも大好きだ。インドの俳優と言えば私にとってはやっぱりシャー・ルク・カーンなのは絶対この映画のすりこみに違いない。「DDLJ」とか「YES BOSS」もファンタで観た。シャー・ルクは出ないけど、「ボンベイ to ナゴヤ」をインド映画と言っていいならやっぱりこの映画祭で観ましたね。
韓流はいまやラブストーリーが主流となった感があるが、ファンタで観た「ユリョン」は痛かった……あの、麻酔なしで生きた人間のお腹を(以下自粛)。夜9時半過ぎの上映で、終わってから深夜のパンテオンの前でみんなげっそりした顔をしていたのを思い出す。あと、「バンジージャンプする」。このイ・ビョンホンはいいと思うんだけどなー。でもビョンホン氏大好きな義母はこの映画はだめらしい。輪廻転生ものの映画はいろいろあるけど、この作品はいい線いってると思うんだけど。
香港映画は、「ハード・ボイルド」(ユンファの舞台挨拶があったような記憶が…)、「風雲」、「ゴージャス」、とかとか。
あと、10代のころから大好きな「未知との遭遇」のリマスター版だったかを観たな。何度観ても好きだ、あの映画。


本当に映画が好きな人がやっている映画祭ばかりではない中、いいじゃんと思えるラインナップで攻めてくる映画祭がまたひとつなくなったんですね(といっても最近は見る影もなかったが)。
映画祭自体がおもしろい、という映画祭に出会うには、これからも地方に行くしかないのだろうか。