晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

戦争の記憶

私にはあるわけないのだけど、誕生日が長崎原爆祈念日と同日ということもあり、毎年この時期になるとよく戦争について考える。去年の8月15日の日記にもそんなことを書いた。
年々、戦争の記憶は日本から薄れているなあと思う。私が子どもの頃、家の近所にはまだ防空壕の跡があった。親戚の法事に行くと、おじさんたちから「戦争で死んだ兄さんの話」というのを聞かされた。山口県は地理的に近いこともあり広島で被爆した人が多く住んでいて、7月の下旬ぐらいから終戦記念日までは新聞で、テレビで、戦争の特集を見た。


戦争が終わって61年目の夏。被爆二世ですら初老になるくらいの時間が流れた。このまま、あの太平洋戦争は日本史の一ページみたいになるんだろうか。
先日のランチの時間に話題になったのだけども、高校で日本史を選択しても江戸時代ぐらいまでに時間をかけすぎていて、明治維新以降はものすごく駆け足になるのだ。下手をすると第二次世界大戦開戦のあたりからは教科書は読むだけ、自分で勉強してね、というような学校が多いみたいだ。私の高校は少なくともそうだった。あれでは近代史に対して理解が浅いのも当たり前なのではないでしょうか?戦国大名の名前を覚えるのも大事かもしれないけど、自分の生きている過去100年くらいの歴史だって大事なんだと思うんだけどな。