晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

東京国際映画祭第1日

東京国際映画祭が始まった。
昨夜は飲み会だったけど、頑張って寝坊せず(早起きして、とは言えない……)、美容院に行って、ちょっと買い物もして、それから4本観た。あわただしい一日だ……。


以下はメモ書き。後日リライトする予定。


■『サイゴンラブ・ストーリー』(ベトナム、110分)


TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン6。C列だったが、視界全部にスクリーンが入る感じで、邦画ならまだしも字幕付きはしんどい。字幕読んでると画面の左が見えない……。
80〜90年代のサイゴンを舞台にした映画。観てるとサイゴンに行ってみたくなる。てゆーか、サイゴンサイゴンって連発してたけど、ホーチミンって言わなくていいのか?


■『裁判官宋魚水』(中国、102分)


実在する女性裁判官宋魚水さんの物語。中国の法務関係のお役所が出資しているだけあって、なんというか宣伝映画のような感じでした。宋魚水さん本人も画面に登場するのですが、私と同じくらい?の中年女性なのに、なぜか映画の役者は若いお嬢さんなのだった。制服フェチ(あるいは男装の麗人好き)の人には目の保養になるかもしれません。


それにしても、現在の北京の変貌ぶりときたら。いや、知らない訳じゃないんですが、あの画面に映し出される映像は未来都市のようでしたよ。


■『My Mother is a Belly Dancer』(香港、100分)


確かに英文タイトルはこうなのですが、内容は中文タイトル「師渚C唔易做(おばさんには何事も難しい)」のほうがピンと来ますね。さしずめ「おばさんはつらいよ」という感じ。彩虹の団地に住むいろいろな境遇の女性たちがひょんなことからベリーダンスを習い始める話。子だくさんなのに夫が失業中だったり、大男人主義の旦那と小生意気な息子に悩まされていたり、夫が浮気中だったり。ベリーダンスを習うことによっておばさんたちがいきいきとしていくわけです。うーん、おばさんを取り巻く環境はどこでも厳しいのね。そして、香港でもまだあんなにも男尊女卑の風潮が残っているのね。


■『細い目』(マレーシア、104分)


去年も同じ映画祭で上映されたのだけども残念ながら見逃していた作品。今年はこの作品の監督、ヤスミン・アハマド特集上映なのだ。(女性監督です)
金城武の大ファンのマレー人の女の子オーキットと、中国系の男の子ジェイソンのラブストーリー。オーキットのお母さんとその家の家政婦のおばさんはそろって香港ドラマの大ファンで、そのせいかオーキットも金城武だけでなく香港映画が好き。母子ともどもジョン・ウーのファンで、恋愛映画と聞くと「けっ」と笑ったりする、すっごい可愛いのに個性的でおもしろい女の子。とにかくキュート。可愛い。ジェイソンの親友のキョンもマレー娘だろ、けっ、とか言ってたのに、会ってみたらころっと態度が変わったりして。
途中、二人が会っているところをオーキットの両親と家政婦のおばちゃんが3人で覗いているシーンがあって、そこで香港ドラマ迷の二人が「上海灘」の主題歌を口ずさむのが笑えた。今なら、韓流好きの母を持つ日本人の女の子と韓国人の男の子のラブストーリーとして日本で翻案できるかもしれん。
でも、ラストはちょっと意味深で気になる。


さて、明日は……中国映画1本です。