晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

東京国際映画祭第8日「分かち合う愛」「ガレージ」「伊莎貝拉」

私的には本日が最終日。映画は今日でおしまい。


■「分かち合う愛」(インドネシア、120分)


インドネシア映画。一夫多妻にまつわる3つのストーリー。それぞれの登場人物はどこかでつながりがあるような構成。数日前のハワイ映画祭でグランプリを取ったというニュースがティーチインの時に披露されましたが、なるほど。バンダアチェ津波のニュースがそれぞれのストーリーの中で挿入されていたが、ティーチインでは監督はいなかったのでその意図はわからず。女性たちのたくましさが心に残る。


■「ガレージ」(インドネシア、110分)


インドネシア映画。ロックバンドもの。この映画のために、「演奏できる俳優」を探して2000人もオーディションしたそうだ。なるほど、インドネシアではああやってインディーズバンドがメジャーになっていくのかと興味深かった。女の子がちょっとハスキーなボーカルで○。


■「伊莎貝拉」(香港、109分)


香港のパン・ホーチョン監督の新作。いろいろな人が「よかったよー」と言っていたので気になっていたのだけど、よかった。
舞台がマカオというのもよかったかも。あの「人のいなさ具合」が画面にもよく出ていたと思う。とにかく画面が綺麗だった。マカオの、中国のようなヨーロッパの田舎のような、無国籍っぷりがよく出ていたし。チャップマン・トー(太った梶原善みたいだけど)もよかったなあ。イザベラ・レオンは手足が長い!目が意志を持っている感じで、でもはすっぱで、印象的。ところであの高校の同級生の男の子はエリック・ツァンの息子さんなのですね。