晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

成人の日

このところ毎年の風物詩となった「荒れる成人式」。風物詩にならないほうがいいと思うけど。


特に那覇市は毎年ニュースにのぼってしまうけど、同じ那覇市の成人式でも、飲酒運転を戒めるステッカーを新成人が自主的に配ったりとか、結局は人それぞれなのだけども。荒れるところもあれば、夕張のように自分たちでしっかりとした成人のつどいをやっているところもある。一概にひとくくりにして考えないようにしなくては。


私自身は成人式には参加しなかった。もともと高校生の頃からそう決めていたし、実際の二十歳の時は住民票を大学の所在地に移していたので、成人式の案内はそちらの市から来たが、行かなかった。中学や高校の同級生と会えるならともかく、住み始めてまだ二年目のところで成人式に行っても疎外感を味わうだけだろうと思ったから。それに振袖だのスーツだの、親に出費をかけるのも忍びなかったし。
結果として、成人式の頃は母方の祖父が亡くなって、それどころではなかった。だからニュースを見ていても感覚がわからない。


ただ、やるならもっと「社会に参加しろよ」というメッセージを強く出せばいいのになあ、とは思う。
別に二十歳になったからといって、その人が大きく変わるわけじゃないだろう。二十歳過ぎてもできるだけ社会的な責任は先延ばしにしたい人もいるだろうし、二十歳未満でも働いて所得税を払って家族を養っている人だっている。
誰かやってくれる人におまかせ、ではなくてちゃんと社会の一員になんなさい、ということをしっかりわかってもらえれば、成人式の意味もあるんじゃないかなあ、と思う今日一日であった。