晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「えっと、おいらは誰だっけ?」と「U.Z.K. 夕月○ 〜ゆうづき〜 」

週末は芝居を2本。


土曜日、「えっと、おいらは誰だっけ?」 at 青山円形劇場
マイケル・クーニーの脚本を小田島恒志が翻訳。……加藤健一事務所?と一瞬思ってしまうなあ、と思っていたら、芝居自体もそうだった。
出演者が不思議な組み合わせ。岡田達也と村岡希美が夫婦、というのが不思議……。


話自体はおもしろかったんだけど、うーん、初演の固さ、みたいなのがあったかなあ……小林隆と岡田達也が、もっと年齢差を感じなければ別の味が出てきたような気もする。
よかったのは峯村リエと木村靖司。峯村リエ、おっかなくて実直で、冗談が通じないけどウィットに富んでて、よかった。本当にああいうイギリスのおばちゃん、いそうだもんなあ。木村靖司は精神科医(カウンセラー?)というのがいかにもうさんくさそうですばらしかったですね。


青山円形は舞台と客席が全体に近いので、セットの作りもよく見えてしまうのだけど、うーん、今回はそれもちょっとつらかったかも。劇場の作りの問題ではないと思う。「おじいちゃんとの夏」や「「プライベート・ライブズ」では気にならなかったから。ああいうイギリスが舞台の喜劇って意外とセットが大事な気がする。作りがしっかりしていないとイギリスの話に見えないから。


日曜日は、劇団青い鳥。シアタートップス。
劇場へ行くエレベーターで高校生のグループと一緒になる。……高校生が見に来てわかるような芝居なのか?
はたして、なんというか観客のインテリジェンスを試すような芝居でした。笑い声があがっているのが不思議な感じ。そんなインテリばかりが見に来ているのか!? スタニスラフスキイ・システムとかわかってみているわけ???
私は半分くらいわからなかったぞー。