晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

香港電影資料館に行く

冷房の効いた部屋で眠ったせいか、よく眠れたのだけどもうちょっと寝たい……と思いつつ目覚める。
油麻地のローカルな酒樓にて飲茶の後、西灣河の香港電影資料館へ行く。香港電影の古いポスターの展示をやっているのだ。
それにしてもいつ行っても西灣河は遠い……。


お目当ての展示は「電影海報集體回憶」。今日までが第一期で1978年までのものを展示している明日からは展示替えで78年以降のものになる。
香港電影資料館では1948年から今日までの電影ポスター4,000部を収集しているのだそうだ。その中から厳選された(?)ものが展示されている。
興味深かったのは、展示されている中の何枚かは香港以外のどこかからの収集であったことだ。ポスターの中に「字幕は英語とマレー語」というような表記があったりする。イポーあたりの華人が多い地域で上映されていたのかな、などとその当時の生活を想像してみたり。
あと、寄贈元がサンフランシスコの映画館、ということもよくあった。サンフランシスコの「世界戯院」と「大明星戯院」って今でも実在するのだろうか?以前、春節の時期にサンフランシスコに行ったことがあって、チャイナタウンには町中にTVB春節特番のポスターが貼ってあったりして、今でも中華系のサブカルチャーは生活に存在しているという印象があるので、香港映画がかかる戯院があっても不思議はないと思う。


展示されているポスターのほとんどは観たことのない作品だったが、役者は何人か知っている顔があった。喬宏、狄龍、簫芳芳、陳寳珠、薛家燕、李香琴、李小龍……。特に、簫芳芳、陳寳珠の写真はかわいい。「鎖着的新娘(Bride in Chains、1968年)というポスターの簫芳芳はほんっとーにかわいい。目の保養〜。


ついでに3回の資源中心で映画系の雑誌をぱらぱらめくってみる。電影双周刊もちゃんと合本されているので、昔のを観たい人にはいいと思います。無料。