晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

台湾民主紀念館

蜂大珈琲で遅めのランチをいただいた後、捷運で中正紀念堂駅まで行く。
昨年ここが「台湾民主紀念館」という名前になった、とか、周囲の壁は取り壊されるらしい、とかいろいろなニュースがあったので、どうなったかを確かめに行ってみました。


暮れに、門から「大中至正」の文字が取り外され、「自由廣場」の文字に張り替えられたというニュースがありましたが、確かに「自由廣場」になっていました。「大中至正」の文字の跡も見えません。
「自由廣場」
以前はこんな感じでした。
「大中至正」@2006
そもそも、中正紀念堂って何なのでしょう?蒋介石親子の棺については仮安置所が別にあるらしいので、……礼拝堂?追悼施設?みたいなもの?
陳水扁さんは任期中にやってしまえー、とばかり怒濤の攻勢ですが、総統選挙の結果次第ではまた元に戻るのでしょうか?


で、ちょうど我々が行った頃、ここは台湾民主化に関する展示をします、200個の凧をつり下げました、などというニュースがあり、現在こういう風になっています。
国立台湾民主紀念館(2)
……蒋介石さんの姿を見えなくする意図があるのか?あるんだろうな。
国立台湾民主紀念館(3)
そんなに広いスペースではないと思うのですが、この写真の下の方にもちょっと見える民主化運動に関する写真パネルが数々展示されていて、結構手狭。


蒋介石像の周囲には、民主化運動の中で命を落とした人々の氏名が記されたパネルが配置されています。
この状態がいいとか悪いとか、台湾人でもない私がどうこういうことはできませんが、日本の敗戦で植民地から解放された台湾の今日までの日々が、我々には想像のつかないほど苦難に満ちたものであったことは感じ取れました。