晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

ハーフタイムシアター2008@演劇集団キャラメルボックス

久しぶりのキャラメルのハーフタイムシアターは、シアターアプルにて。
この数日前に、新宿コマ劇場が今年末で閉館、というニュースを聞いたばかりだったので、ちょっとしみじみ。
アプルにはキャラメルで来ることが多かったけど、カムカムミニキーナもここで2回くらい観たっけ。
コマ劇場の跡地はどうなるんだろう。この後、新感線の「五右衛門ロック」を観に来る予定だけど、それが最後になっちゃうのかなあ。


さて、キャラメルですが。
W岡田の「水平線の歩き方」と大内くん&じっきーの「ハックルベリーにさよならを」。「水平線」→「ハック」の順で観たのですが、「水平線」はよかった。

岡崎がいつも通りに仕事を終え、アパートに帰ると、
そこには、母がいた。
岡崎が小学6年の時に、病気で亡くなった母が。
幽霊? しかし、母は「お帰り」と言い、夕食の支度を始めた。
母の手料理は、懐かしい味がした。
親子二人で過ごした日々が、岡崎の脳裏に鮮やかに蘇る。
あの頃、母は大人に見えた。
が、目の前にいる母は、明らかに自分より年下だった…。

息子が岡田達也で、お母さんが岡田さつき。このお母さんがよかった。たくましくて可愛くて、そんなに年が変わらないように見えるのに、確かにお母さんで。ちょっと「異人たちとの夏」風味。泣ける。私は岡田達也よりは大内くん派なのだけど、それでも岡達が可愛い息子に見えたからなー。


ハックルベリーにさよならを」は、じっきーに尽きる。藤岡宏美嬢退団後、少年を演じられる役者はいなくなったのか……と思っていたら、いたよ!
ガラスの少年みたいだった宏美君とはまた違った、少年がおりましたよ。「まっさをな」の女性剣士もよかったけど、このちょっと素直じゃない少年役もよかったです。今後に期待。