晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

NYLON 100℃「神様とその他の変種」@本多劇場

ナイロンの芝居に行くのは、一種の賭だ。
たまに、もんのすごい重いテーマに当たったりするから。クリスマスに「消失」を見せられたときはどうしようかと思いました。
今回もまたか……と思ったのだけど、終わってみたらそんなことなかった。


どこか言動のおかしい登場人物たち。
峯村リエ演じる母親が一番怖かったのだけど、終盤に近づくにつれて「あれ、この人そんなにおかしくないのかも」というように思えるのがある意味怖い。
山内圭哉が関西弁でなく標準語なので、ものっそい違和感があったが、標準語でもあの人のちょっと狂気をはらんだおかしさはやっぱりあって、不思議だった。
けして「いい話」ではないんだけど、後味は悪くなかった。
本多劇場にて、5月17日まで。