晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「鴨川ホルモー」

原作のある映画を観るのは難しい。
原作と映画は別物、という気持ちで観ようとしてもどうしてもいろいろ考えてしまうから。


で、「鴨川ホルモー」なのですが。
できるだけ原作のことは忘れようとしたんですが、やっぱりどうしても……。
何より、あの話は2年にわたる物語で、なんにも知らない新入生が3回生になるまでの間のあれやこれやがおもしろいので、それを113分(そんなに長かったのか)にまとめるのは大変で、どうしてもエピソードを切らないとやってけないし、作るのは難しかっただろうな。
で、やっぱラストは紅白戦じゃないと思うんだよな。それで最高のホルモーをお見せします、と言われても。京都の町中を走り回る必要はなかったと思うし。


京都の大学生活は楽しそうだった。高校時代、高野悦子に傾倒していたクラスメイトが「絶対に京都の大学に行く!」とひたすら京都の大学ばかり受験して、念願かなって京都の短大に進学したんだけど、彼女からしょっちゅう「京都の学生生活」を語る手紙が来ていて、それが楽しそうだったのを思い出しました。「ついに『しあんくれーる』に行ってきました」なんていう文章もあったっけな。
映画の中の京都の学生生活も楽しそうでした。京都は学生の街とも言われているし、学生にとっては楽しいだろうなあ。


荒川良々が、意外にキーパーソンでちょっとうれしい。もっとちょい役かと思ったんだけど。穏やかで、しかしちょいと怪しい上回生役。