晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

演劇集団キャラメルボックス「容疑者Xの献身」@サンシャイン劇場

「西川浩之と岡田達也、ベテランのぶつかり合い」とは聞いていましたけども。


「実に興味深い」という福山雅治の決めぜりふは知っていても、原作読んでません、映画見てません。「ガリレオ」も見てなかった。という状態での観劇です。
福山雅治の役は誰がやるのだろう、よもや石原くん、ということはないであろうと思っていたら、岡田達也だった。
岡田達也より大内くん派の私であるが、………かっこよく見えちゃったよ、不覚………。最近この人の演技にほろっとすることが多い。「水平線の歩き方」とか(いや、あれは岡田さつき嬢にやられたのか)。


でもでも、今回はやっぱり西川くんです。ラストシーンのすさまじい感情のほとばしりのために2時間15分、えんえん抑えた演技だったのかというくらい。
自分の幸せのためではなく、愛する人が幸せであるために、全く自分を省みずに自分の人生を捧げることができるか。
実は大げさなタイトルだと思っていたんです、「容疑者Xの献身」。でも、あの西川くんはまさしく「献身」だなあ。やっぱちょっとうるっときた。


今回、まったくもってキャラメルっぽくない舞台でしたけど、よかったと思う。ていうか、いつものキャラメル王道!なものばっかりじゃなくて、こういうのも。出来る人がいるんだし。
客演もよかったですよー。西牟田恵嬢がよかったのはもうあちこちで書かれているからよいとして、私は久々に川原お兄ちゃんが観られてうれしかった。あーしかしおにいちゃん、刑事が板についてきましたなあ。スーツ着てるだけで「刑事!」って感じです。私は「蠅取り紙」系の脱力おにいちゃんも好きなんですけどね。


開演前、次回公演、次々回公演のご案内がちょっとあり。
気になっていた「さよならノーチラス号」のサブリナ役は坂口理恵さんということがわかり、一安心(←?)。や、やっぱサブリナは坂口さんじゃないと。
それにしても、「風を継ぐ者」といい「ノーチラス号」といい、「ペリーとグリー」大出世………。