「相対的浮世絵」@シアターコクーン
G2プロデュースの1つになるのか?土田英生脚本、G2演出の作品。登場人物は男性5人。女性なし。
主人公は高校時代、たむろしていた部室から出火、彼と友人は逃げられたがその火事で弟ともう一人の友人を失う。それから年月が経って、人生に手詰まっている彼ら二人の前に、死んだはずの友人と弟が現れる。
なぜ死んだ二人が彼らの前に現れたのか?
ちょっとひねったハッピーエンド(だよね?)な話。両手をあげて万々歳、な話ではないけれども、人間もまだ捨てたもんじゃないかもね、と思わせる話。ただし、疲れていたせいか、時々ちょっと意識が跳びそうになった。
西岡徳馬がよかった。しゃべり好きで、同じ話を何回でもするおっさん。自分が死んでしまって残していった奥さんのことが気になって、ちょこちょこ現世に現れるらしいけど、奥さんが再婚することになって、ちょっと落ち込み気味のおっさん。テレビではあんまり見ない西岡徳馬が見られました。この人、文学座出身なんですね。初めて知った。
芝居がはねたあとは、新宿の某集まりへ。行ってみたら若手のKくんが「入籍しました」と新婦を連れてきていました。おめでとー!