晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

「72家租客」

「72家租客」を買って帰ってきたよ、と言ったら相方が「観よう!」と熱く推薦してくるので、とりあえずまず一回目の鑑賞。たぶん何回か見ないと細かいところがわかんないので(笑)。
シンガポールでの発売ということで、パッケージは簡体字表記。えー、ということは普通話で字幕も簡体字???と心配でしたが、広東語で字幕も普通に繁体字でした。


旺角好きにはたまらんです。登場する舞台は西洋菜街。たま〜にランガム・プレイス。わざわざ西洋菜街のセットを作って撮ったらしい(だから道幅がちょっと狭い)。


なつかしきショウブラと銀都機構のマーク。銀都機構ってまだ映画作っているんでしたっけ?
オープニングはむかーしの香港映画チック。香港映画を観始めたばかりのころ、こういうシーンよく見たなあ……。
場面が変わって、敵対するエリック・ツァンと學友の携帯電話屋。エリックの方の店名は「開Phone府」(開封府?)、學友のほうが「頂太Phone(でぃんたいふぉん)」って、あなた(笑)。あと、學友の役名が「石堅」って言うんだよね……いいのか。
いがみあう両者だが、なぜか声をあわせて「半斤八両」を歌う(笑)。中心になっているのは許志安!よし!正しい。恵英紅もいるらしいのだが、気づかなかった。
気づかなかったといえば、病院の医者が2人出てくるんだけど、一人はタッツ・ラウでもう一人は張堅庭らしい。アルフレッド・チャン!張堅庭といえば「彼女はシークレット・エージェント」!


夜中に大爆笑したのは、

・謝天華と鍾嘉欣の格闘シーン。
 「お前の師匠は誰だ?」
 (無言で写真を見せる)
 「……葉問!?」(←おい!)
 「甄・子・丹・よっ!」(←その答えもどうなのよ)

・娘とライバルの息子の背後で、學友が「愛是永恒」を高らかに歌うのだが、學友の息子が「親父、へっただなー、ちゃんと聞いて歌ってんのか?學友の歌い方はこうだよ」と言って歌い上げる。最後の「是 nei」のところにタメを入れるところが、もう……(笑)

・林雪のおやじっぷり。ジョニー・トー映画とはまた別の意味で笑える林雪。携帯電話を買いに来たらお色気攻撃にあって、「……俺、携帯買いに来たんだよな?」とぶつぶつ言いながらもおねえちゃんを選ぶところが最高。かわいいおっさんだよなー。同い年だけど(爆)


しかしまあ、ゆんれんれんがおばちゃんになっていたのは軽くショックでした(笑) いやいや、そういう役なんだってば。でも相変わらず首は太い。
梁家輝も出ていたらしいのだけど、全部カットされてましたね。


わかりやすかったのは、薛家燕(目印あるしね)、陳百祥(なんたって役名も「陳百祥」)、張衛健(つるつるだしね)。あと、サム・リーもわかりやすかったか。
あとでクレジット見て、出てたっけ?だったのは、銭小豪、銭嘉楽、蘇永康、鄭嘉穎。あと、最後まで林家棟がどこに出ていたかがわからず、最後のクレジットで「……え、あの人!?」。やっぱりもう一回見なくちゃわからんな。


香港映画に詳しい人であればかめばかむほどおいしい映画です。最近香港芸能情報に疎い私でも、昔の知識で結構楽しめるくらいなので。
あ、でもかっこいい學友が見たい人には勧めません(笑)。徹頭徹尾、おばかな學ちゃんです。白髪だし、小汚いし。でもラブリー(え?)。特典映像のインタビューで着ているオレンジ色のファーのコートもいかがなものか、って感じではあるけど、まあ正月の學ちゃんだからいいよねー、ってな感じです。