晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

東京国際映画祭よ、おまえもか。

会社帰りの電車の中で、携帯でチェックしてて愕然としたニュース。
「東京映画祭をコンテンツ祭に」
……なんじゃそりゃー。


asahi.com:東京映画祭をコンテンツ祭に ゲーム、アニメ売り込みも

 経済産業省は、財団法人の日本映像国際振興協会が毎年秋に開いている東京国際映画祭を、アニメやゲームなどコンテンツ全体を扱う催しに衣替えしようと、業界関係者を集めた会議を立ち上げた。日本に強みがある分野も含め、コンテンツを世界に売り込むのが狙い。来年秋からの衣替えを目指す。


 会議は映画会社やアニメプロダクション、ゲームソフトメーカーの代表ら約10人で構成する。


 経産省の構想では、従来の映画祭行事と同時に、アジア各国のアニメやゲーム、漫画、テレビ番組などを紹介する催しや、コンテンツを売買する商談会、各国の制作者によるシンポジウムなどを開く。今後、出品国や出品分野、予算規模などの詳細を詰める。


 現在の東京国際映画祭は85年から続くが、国際的な知名度は低い。そこで、世界的に評価が高い日本のアニメやゲームなどにテーマを広げることで、盛り上げを図る。


 経産省の推計では、日本のコンテンツ産業の市場規模は04年で13.3兆円だが、このうち海外向けは0.3兆円にとどまり、海外への売り込みが課題になっている。



……はい?


なんかもう、がっくり来るニュースです。なんで映画祭でアニメやゲームを売り込もうとするのかわかりません。従来の映画祭と同時にとか書いてあるけど、これはそもそも映画産業を育てようとする戦略なのでしょうか?そうなの?
確かに知名度で言えばアニメやゲームなんでしょう。でも、なんか割り切れない。映画はどうでもいいのか?経済産業省がいまさら東京国際映画祭に乗り出してくる意味もわからん。


日本のコンテンツを売りたいのであれば、それはそれで別に展示会なりコンベンションなりやればいいでしょう。どうして東京国際映画祭なのか?どっちの思惑なのか。


ファンタも休止、東京国際もこれか。
東京に残されたまっとうな映画祭はフィルメックスだけになってしまうのか。
映画祭で映画を楽しみたいファンは地方に行くしかないのか。