エドワード・ヤン(楊徳昌)、逝く。
土曜日に仕事で外出して、疲れが出たのか気候に耐えられなかったのか、日曜日はちょっと熱っぽかったりもしたので家にいて、日がな一日スカパー!の中華系チャンネルで香港返還番組を見ていた。
夜になって、旦那さんが「エドワード・ヤンが死んだ」と言った。
以前、体調を崩して療養中らしいという話を聞いたことがあったのだけども、そんなに悪いとは知らなかったので、驚いて、そしてしみじみとニュースを読んだ。
はじめて彼の名前を聞いたのは、「WAVE21」という雑誌の「台湾香港新映画宣言」という特集で、じゃなかったかと思う。その中で「海灘的一天」や「光陰的故事」と映画の存在も知った。
エドワード・ヤンと聞くと、私はすぐに侯孝賢のことを思い出す。台湾ニューウェイヴの両輪だったふたり。陳国富がドキュメンタリー映画「HHH」の中で懐かしんでいた、映画好きの若者たちが夜を徹して自分がどんな映画を作りたいかを議論していた幸せな家は、エドワード・ヤンの自宅だった。
最後の作品になった「ヤンヤン 夏の想い出」は、私の好きな呉念真が主役(?)ということもあって、好きな映画だ。その前の「カップルズ」も好きだったな。エドワード・ヤンはリアリストだったように思う。台湾の今をそのままフィルムに写し取ろうとしていたような気がする。
なんだか感傷的になってうまく書けない。いつ消えるかわからないけど、台湾のニュースサイトのリンクをいくつか張っておく。
http://udn.com/NEWS/ENTERTAINMENT/ENTS1/
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