演劇集団キャラメルボックス「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」@サンシャイン劇場
ソワレ、8列目。
劇団にとっては再再演、私はエリー(小川江利子)がヒロインほしみだったのを一度観ているので、二回目。初演と再演時のキャストはこちらで紹介されているのでご参照ください(ちなみに、私は「えんげきのページ」で知ったこのまねきねこさんの劇評のファンです)。
前回観た時の「父・近江谷太郎、母・坂口理恵、祖母・真柴あずき、姉・中村亮子、弟・藤岡宏美」の家族が完璧だったので、今回若干違和感あり。でもその違和感が家族のばらばら感につながったような気もする。
叔父さん役が西川さんだったのが、大内くんに変更。これは違和感なく。新聞記者っぽいし。でも途中のギャグパートで「いや、それは西川さんのギャグだろう」と突っ込みたいところが2、3あり。時節柄、ビリーネタもありましたが、さすがキャラメルのダンスキングだけあって、美しい身のこなし。うっとり。ええ、ワタクシ、ファンなのです。
この作品はヒロインをやれる役者がいないとできない、というものらしいのですが、7年ぶりに外部からの役者(高部あい)でどうなるのか?と思いましたが……なるほど。という印象。たしかに、今あれをやれる女優さんはキャラメルにはいないですねー。
藤岡宏美退団後、少年がやれる人がいなくなっちゃったかと思っていましたが、じっきーがよかった。彼女は幅の広い役者さんですよねー。本当の男の子みたいだった。個人的には岡田さつきがこのままばあさん役者になっていくのではないかと心配です。というくらい、すてきなばあさんでした(あえて「お」はつけない)。