晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

四川省の地震

日本の新聞では「四川大地震」という名称で固まりつつあるみたいですが、中国四川省の大地震。発生から一日経過したところで、懸念された通り、どんどん被害が広がっていっています。建物の倒壊等による生き埋めの他にも、地すべりなども起きているようで、余震も続くなか二次災害も広がっているみたいだし、なんだか歯がゆい思いでニュースを見ています。
今朝の時点の報道では、中国政府は「今のところ物資や人材の救援は必要なし」と言っていたようですが……。

時事ドットコム−2008/05/13-13:34
「人、食糧、医薬品足りない」=広がる被害、支援へ準備−中国政府の要請待ちも



 中国四川省で多数の死者を出した大規模地震で、日本赤十字社は13日、被災者の支援に向け本格的な準備を始めた。現地は通信状態が悪く、連絡がつきにくいが、同社は国際赤十字を通じた2000万円相当の支援を決定。医師と看護師で構成する先遣隊の派遣を検討している。一方、別の民間団体によると「支援できるかは中国政府の要請次第」。死者1万人に上る甚大な被害に中国も国際的な協力要請をする可能性があるとして、準備を進めている。
 赤十字社によると、中国紅十字会(赤十字社)の職員と国際赤十字の災害担当コーディネーターは地震が発生した12日、被災地に向け出発。現地から「人、モバイル(通信機器)、食糧、医薬品が足りない」との要請が寄せられているという。
 日本赤十字社は、中国には紅十字会や国際赤十字のネットワークが既にあり、支援に支障はないとして、医師ら3、4人の派遣、緊急募金などを検討している。

というニュースがあったり、

四川省都江堰市、電気・水道が停止…救助の遅れに住民怒り



【都江堰市(四川省)=竹内誠一郎】四川省一帯を襲った大規模地震震源地から南西に数十キロの都江堰市では、中心部の建物の多くが壊滅状態となったうえ、13日現在、電気、水道が止まるなど街の機能は完全にストップしている。
 歴史的建造物の堰堤で有名な観光都市の同市だが、余震を恐れて屋外で一夜を明かした市民は、冷たい雨の街をあてもなく、さまよっていた。
 ある男性は地震発生の瞬間を、「下からドンと突き上げられ、心臓が飛び出しそうになった」と振り返る。市中心部では、積み木細工を崩したように跡形もなくなった建物がところどころで見られる。
 救助は後手に回っている様子だ。商店兼アパートの倒壊現場では、住人数人ががれきに埋まったままで、近所の人は「しばらく『助けて』という叫び声が聞こえていたが、警察は助けようともせず現場を封鎖しただけ。共産党は役立たずだ」と声を荒らげた。
(2008年5月13日12時56分 読売新聞)

たぶん、外国人が救援だなんだとやってきても、四川省まで行く足の問題や宿舎の問題やらあるんでしょうけど、世界を股にかけて国際援助活動をしている人たちの中には、自分たちでなんとか現場まで行く人たちもいると思うんですよね。援助に来たから連れて行ってくださーい、とかじゃなくて。そういう人たちにはがんがん行ってもらって、救える命はひとりでも多く救ったほうがいいんじゃないかと思うんですが。あ、でも道路が寸断されているのか。むずかしいな。ニュースを見ていても、道路の隆起・陥没などで言うほど簡単じゃないみたいです。


何かしたいと思っても、中国に行くだけの時間もスキルもない自分としては、やっぱりできるのは寄付なのかなー、と思って探してみましたが、今のところまだ義捐金窓口を開いているところは見つかりませんでした。
昨日の今日なので、まだ各団体ともミャンマーのサイクロン災害への緊急援助(これはこれで大問題なのだけど)がトップページに来ているけど、近々中国向けの援助情報も出てくるのではないかと思います。