晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

日曜の昼下がり

久しぶりに、美容院に行く。
これまで行っていた美容院が、ビルの再開発のために閉鎖されることになり、そこのスタッフの何人かが独立して共同で店を持ったのである。そこがようやく営業を開始したので。
いやー、あと1週間、お知らせはがきが遅かったら別の店を探すところでした。


美容院を探すのは面倒だ。
大学に入って、実家を離れてから自力で美容院を探して行く、という生活になったが、これがもうめんどくさくて。自分が思ったとおりに切ってくれる美容師さんに巡り会うのは難しい。切ったばかりの時はよくても、2〜3週間経つとなんだかなー、な髪型になることが多いし。
あと、美容師さんとの会話も苦手。いろいろ聞き出されるのも苦手だし。


そんな中、これまで行っていたところは私としては珍しく気に入っていたのだった。
当初私の担当だった女の子が感じがよくて、その子にあうのが楽しみで行っていたのだけども、彼女は家庭の事情で実家に戻ってしまった。それからしばらくは「ご指名はありますか?」と聞かれても「ありません」で通していたのだけど、1年ほど前にその店にやってきたSくんという男の子とはなんとなくウマがあうらしく、以来彼にお任せしている。
何がいいって、まず物腰が柔らかい。そして客にこびないし、反対に甘えることもない。これは結構重要で、ちょっと親しくなるとなあなあになる人、結構多いのだ。あと、自分が切りたいと思っている髪型やスタイルを押しつけない。確かに美容師さんはプロだけど、切られる方にとってはその髪は自分のものであって、趣味をおしつけられたくないものなのですよ。
適度にお客さんと自分との距離をとってくれるSくんは、久しぶりに自分の頭をお任せしたい美容師さんなのだった。


そんなわけで彼に久しぶりにがんがんにカットしてもらい、すっきりした気分で駅前の本屋さんへ行き、買った本を持ってビルの下にある喫茶店へ行く。
大きな書店のあるビルは喫茶店を備えていてほしい。スタバでもまあいいけど、できれば買った本をゆっくりと読めるような店がいい。だって買った本はすぐ読みたいじゃないですか。
ここの喫茶店はそういう「書店のあるビルにある喫茶店」としては合格。
今日は、片桐はいりの「グアテマラの弟」や関川夏央の「汽車旅放浪記」などを購入。片桐はいりは昨日の気持ちをまだ引きずっているらしい……(笑)
本屋の帰り