晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

グループる・ばる「片づけたい女たち」@シアタートラム

ソワレ。
三軒茶屋に来るときは十中八九パブリックシアターなのだけど、本日はシアタートラム。ここはいつ以来かなー……前に来たのは小林聡美の「夢十夜」だったような。
グループる・ばるは「八百屋のお告げ」に続いて2本目。今回は女優三人のみの芝居でした。


幕が上がるといきなり、ゴミ屋敷のように部屋中にモノがあふれている。この芝居は上演時間1時間50分のほとんどが、このモノの掃除で終始するんですが、……人ごとと思えない(^_^;;;) 掃除しよう。と決意させられるものがありました。


高校時代女子バスケット部のチームメイトだった、今は50代の3人。環境もそれぞれまったく異なる3人はそれぞれに違う、「片づけたい悩み」を抱えている。掃除しながらそんな話になるわけですが。


この年代の人というのは、高校時代に学生運動を経験しているせいか「闘う」という姿勢が尊重されるんだなあ……と見ながらふと思う。仕事においても生活においても常に闘いがあって、目をそらしている自分は傍観者なのではないか、傍観は罪なのではないか、と悩むわけです。経験者だからこその発想方法だなあ、と思いながら、そういや私は最近闘ってないなあとも思う。


40代にもなるとまあ仕事もかなりきつく。上と下からおしつぶされてミがはみ出そう……とかつい弱気になっている今日この頃、闘う岡本麗はまぶしかった。あーいう充実した50代を迎えられるんだろうか?私。