晴耕雨読日記(仮)

以前、はてなダイアリーで書いていた「晴耕雨読」の引っ越し先です。今の生活は全くもって「晴耕雨読」ではないので、タイトルは現在思案中。

今年の夏

9月になって早1週間経ちました。こちらを書くのは2ヶ月以上ぶりです。


母の具合が悪いことについてはこちらにも何度か書いていましたが、7月13日の未明に亡くなりました。なんというか、風が吹く中も頑張ってともっていたろうそくが、何かの拍子にふっと消えたみたいな、そんな亡くなり方でした。最後の数ヶ月間、本人は消えない痛みと呼吸の苦しさ(最後は肺のリンパ管がガン細胞で詰まっているような状態でした)と、どんどん自分の体力が弱っていくことがどんなに辛かっただろうと思いますが、自分の力で食事をし、入浴をし、可能な限り孫の面倒もみようとし、自分らしく生きることを心がけていたように思います。妹には「もうがんばれない」というようなこともこぼしていたようでしたが、それでも入院することは最後まで拒んでいました。今度入院したらもう帰ってこられないと思っていたみたいです。


私は母の最期には立ち会うことはできませんでした。東京に暮らすようになってから、それはある程度覚悟はしていたことでしたが、実際にそうなったときにはやはり取り返しのつかないことをしてしまったような気持ちになりました。
その後、喪主として母の葬儀を行い、その後の区切りの法要をいくつかこなして、8月の終わりに四十九日の法要を終えて、とりあえずは一息ついた、という感じです。
この間、悲しみに暮れていて日記も書けなかった、というわけではなく、単にばたばたしていて、それになんとなくタイミングも逸してしまっていて今日に至る……という感じです。


今年の夏は、5月に妹から母の余命宣告があったことを告げられて見舞いに帰ってから、6月には実家に母を連れ帰り、3日間ほどを穏やかに過ごし、7月初めに入院したため日帰りで見舞いに帰って、その翌週には母が亡くなり。その後、葬儀だ初七日だ相続手続きだ四十九日だ香典返しだと飛び回っているうちに終わってしまいました。すごいひと夏だった。こんな夏はもうないことでしょう。


葬儀や相続の手続き、母の闘病については、いろいろと書き残しておきたいこともありますので、おいおいに書いていければと。